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まるは農園 「流行れ 青パパイヤ」 希少種栽培で勝負

社会

公開:2020年9月24日

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丸々太った青パパイヤを収穫するまるは農園の長谷川さん
丸々太った青パパイヤを収穫するまるは農園の長谷川さん

 葉山島にある「まるは農園」は、中里清浩さんと長谷川貴久恵さん兄弟が先代から受け継ぎ営んでいる小規模農園。以前はスーパーで並ぶような一般的な野菜を栽培し出荷していたが、昨年から珍しい「青パパイヤ」の本格的な栽培を手掛けるようになった。

 青パパイヤは、南米アメリカが原産で日本では沖縄県などが主な栽培地。関東ではなじみがあまりないが、東南アジアではサラダなどに使われ広く親しまれている。パパイン酵素が体に良いとされ、葉も煎じて飲めることから「メディカルフルーツ」とも言われている。

 青パパイヤを栽培している農家は市内でも稀で、中里さんは「緑区は畑をやられている人が多く、普通の野菜だと太刀打ちできない。ならいっそ、珍しい種類に挑戦しようと思った」と狙いを話す。知り合いに教えてもらった青パパイヤが実だけではなく葉にも栄養分が豊富なことを知り、「これなら実が採れなくても葉が売れる」と栽培に踏み切った。

 ビニールハウス内で育てた苗木を路地などに移すこと、その数700本余り。昨年は冷夏で結実がうまくいかず、実もソフトボール大で終わってしまったが、今年は雨も多く猛暑だったため、丸々と大きく育った実が連日収穫されているという。収穫したものは直売所や南区の「ボーノ相模大野」内のスーパーにも陳列され、売れ行きは上々だという。肝心の味は、クセがない分食べやすく、「サラダ、漬物、てんぷら、なんでもいけます。馴染みのない野菜なので、直売所では調理法などを紹介しています」と長谷川さん。今年からのぼり旗を直売所に立てたところ、購入者が急増。東南アジア圏の客も増えたという。「ゆくゆくはうちの農園の主力商品にして流行らせたい」と中里さん。収穫・販売は10月までがピークだ。

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