戸塚区出身のラッパーとして知られるサイプレス上野さん。2000年に「サイプレス上野とロベルト吉野」を結成し、音楽ライブのみならず、テレビ、ラジオなどマルチな活躍をしている。
"3日に一本"のペースで行っていたライブはコロナ禍で激減した。「行き詰まりを感じた」という。しかし23年に規制が緩和され、ライブでの声出しが可能に。本来の自分たちのスタイルを取り戻していった。「エンジンがかかってきたな」と12月にはヒップホップイベント「ENTA DA STAGE 2023 FINAL」を横浜市内で主催。成功を収めるなど復活の一年となった。
上野さんはコロナ禍を通じて「地元のつながりを強く感じた」という。同イベントを開いた際は、戸塚、横浜の企業が多く参加。一件一件上野さんがまわって集めた企業だ。「人生を懸けたイベントだった」と語る。
2024年はリスタートの年と位置づけ。「エンジン全開で活動したい」と、通算8枚目となるオリジナルアルバムを制作中だ。テーマは「身近な人たちに刺さる曲」。生まれ育ったドリームハイツに住んでいる「おじさん、おばさんにも届くような曲作りができれば」と胸を躍らせる。「戸塚公会堂や俣野球場でライブができるように頑張りたい」と熱く展望を語った。
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