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うたがわくによし さく「ほどよしつねこいのみなもといちだいかがみ」 歌川国芳 作「程義経恋源一代鏡」 /ホームメイト
兄である「源頼朝」(みなもとのよりとも)の怒りを買った「源義経」(みなもとのよしつね)は、1185年(文治元年)12月、「武蔵坊弁慶」(むさしぼうべんけい)や「佐藤忠信」(さとうただのぶ)ら忠臣と共に、雪の吉野山(奈良県吉野郡吉野町)へ逃れました。
この一報を聞いた「比叡山延暦寺横川」(ひえいざんえんりゃくじよかわ)の荒法師「横川覚範」(よかわのかくはん)が、恩賞目当てに源義経一行を探し出し、追い詰めます。
これを迎え撃ったのが佐藤忠信で、矢を放って横川覚範を討ち取り、源義経一行を落ち延びさせたのです。
本武将浮世絵(武者絵)では、薙刀を構える横川覚範に、源義経が上から斬りかかろうとしています。制作者の「歌川国芳」(うたがわくによし)は、「程義経恋源一代鏡」(ほどよしつねこいのみなもといちだいかがみ)と題するシリーズで、源義経の生涯における様々な戦いや出来事を印象的に描き出しました。