業界団体に参画するメリットは!? デジタルマーケティング関連の業界団体を知ろう

業界団体に参画するメリットは!? デジタルマーケティング関連の業界団体を知ろう

ハウツー

各業界には企業や個人を会員として構成される業界団体が存在します。デジタルマーケティング業界にも共通する課題に対して企業の垣根を越えて取り組む業界団体が存在します。どのような活動をしているのか、参画することでどのようなメリットがあるのかを把握しましょう。

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業界団体に参画するメリット

デジタルマーケティング業界に限らず業界団体に参画するメリットにはどのようなものがあるでしょうか?おさらいしてみましょう。

業界団体に参画するメリット

  1. 課題や事例の入手:会員になることで、総会や分科会に参加することができます。有志による勉強会を開催している団体も多く、最新事例や他社の取り組みを聞いて自社の課題解決に活かすことができます。
  2. 会員企業間のネットワーク:団体活動を通して、会員企業同士で親交を深めることができます。お互いに協力して製品開発やプロモーション活動に発展するケースもあります。
  3. 社会的信用:業界団体の規模や取り組み内容にもよりますが、対外的に会員企業であることをアピールすることで顧客から信用を得られるケースがあります。事業に関連するガイドライン策定をしている業界団体では特にこのメリットが大きいでしょう。

業界団体に参画する際の注意点

  1. 年会費の確認:会員企業になる際、会費が必要となる場合があります。主に年会費(一括支払い)となり、会員ランクによって会費が異なるケースも見られます。自社の取り組みに役立つ会員ランクと会費を事前によく確認しましょう。
  2. 参画メンバーの選定:最低2名体制(主担当+副担当)の人員を想定して申し込みをしましょう。1名の場合、団体事務局からの情報伝達や分科会での活動が滞る可能性があります。

それでは、デジタルマーケティング業界における業界団体を一部紹介します。

IAB(Interactive Advertising Bureau)

IAB(Interactive Advertising Bureau)は、1996年に設立されたインターネット広告関連の業界団体です。米国ニューヨークに本部を置き、バナー広告や動画広告などインターネット広告全般の標準規格策定や研究調査を行っています。主に北米と欧州の650社以上の企業が参画しており、AOL、BBC、Google、Facebook、ロイター等の大手メディアやプラットフォーマが会員企業に名を連ねています。

リンク:IAB(Interactive Advertising Bureau)

JIAA(Japan Interactive Advertising Association)

JIAA(Japan Interactive Advertising Association:一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会)は、1999年にインターネット広告のビジネス環境を整備するために設立された業界団体です。既に270社以上が会員企業となっており、企業規模も様々です。日本におけるネット広告の各種ガイドラインの策定や調査研究を進めており、広告配信事業に携わるメディア・配信事業者・広告代理店にとっては加入しておくべき業界団体の候補と言えます。2017年にIABのグローバルネットワークに加入し、国際的には「IAB Japan(JIAA)」として認知されています。

リンク:JIAA(Japan Interactive Advertising Association:一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会)

DDAI(Data Driven Advertising Initiative)

DDAI(Data Driven Advertising Initiative)は、2013年に設立されたインターネット広告におけるデータ利活用の適正化を推進するための業界団体で、25社を超える広告関連事業者が参画しています。現在は、JIAA技術委員会の特別事業として運営されています。

リンク:DDAI(Data Driven Advertising Initiative)

まとめ

業界団体に参画すると様々な情報を得られるだけでなく、業界内での人脈形成にも役立ちます。現在の課題や将来的な事業の方向性を考慮し、事業を伸ばすために役立つ活動ができるかを考えた上で参画しましょう。

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