楽天は1日、田中将大投手(35)が10月下旬に神奈川県内の病院で右肘関節鏡視下クリーニング術を受けていたと発表した。

 今季は24試合に登板して7勝11敗と黒星が先行し、防御率は自己ワーストとなる4・91に終わった。日米通算197勝で大台の200勝まではあと3勝まで迫っている。この日は35歳の誕生日。自身の公式ユーチューブチャンネル「マー君チャンネル」を更新し「来シーズン、万全の体調で入るためにクリーニング手術を受けました」と報告した。

 すでにリハビリを開始しているといい「順調にいけば春のキャンプが始まるところから何も制限なく練習メニューを消化できるのかなと思ってます。慌てず、じっくりリハビリして状態を上げていけたら」と思いを語った。球団によると、試合に復帰できるまでには4か月を要する見込みという。

 2013年にシーズン24連勝をマークし、翌14年から米メジャーの名門・ヤンキースで7年間プレー。だが楽天に復帰した21年の4勝9敗、22年の9勝12敗に続く3年連続の負け越しで成績は伸び悩みをみせている。年俸も2年契約だった22年までの9億円から今季はほぼ半減となる4億7500万円まで大幅ダウン。来季も減俸は避けられない状況だが、早めの措置で11年目のシーズンに向けて万全を期す。

(金額は推定)