産婦人科医でタレントの丸田佳奈氏が29日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。ジャニーズ事務所が来週に予定している記者会見に期待することについて語った。

 故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、同事務所は新体制や具体的な再発防止策について説明する会見を10月2日に行うことを発表している。
 
 丸田氏は「詳細ももちろん大事なんですけれども、前回の会見でよくなかったなと思ったのは、事務所自体がしっかり改革されて変わっていきますってアピールができなかったわけですよね」と指摘。

 続けて「名前に関しても『変えません』って言っちゃったんだけど、それで批判が高まって、結局『変えます』。そのやり方って結局、批判がずっと収まんないわけです。やっぱり世論を気にする企業はどうしてもタレントさん使いにくくなりますから、今、弱い個人が一番損をしているという状況になってる」と分析した。

 その上で「次の会見、もちろん内容もしかりだが、自分たちが変わりますっていうアピールができるか?というのがポイントになるかなと思います」と予想した。

 一方、ABCテレビ「news おかえり」に出演した弁護士の三輪記子氏は、来週の会見について「スポンサー離れという意味ではラストチャンスかも知れないが」と前置きし「被害を受けてきた人にとっては、まだまだ始まったばかりだと思う。ジャニーズの会社としても頑張ってるところはあると思うんですけど、周りのステークホルダーの意見を聞いて、よりよい体制にしていってほしいと思う」と訴えていた。