女優でタレントのあき竹城（たけじょう）さんが１５日、大腸がんのため死去した。７５歳だった。所属事務所が２０日、発表した。山形・米沢市出身。葬儀、告別式は家族葬で行われ、お別れの会の開催予定はないという。
事務所によれば、あきさんは２年ほど前に大腸がんを患い、闘病していた。「元気なあき竹城でご挨拶したい」という本人の希望から公表しなかったが、秋に病状が悪化し、帰らぬ人となった。「本人は全ての皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです」と故人の気持ちを代弁した。
あきさんは上京後にヌードダンサーで活躍後、映画やドラマなどに出演。今村昌平監督の映画「楢山節考」（１９８３年）に出演したことをきっかけに、女優としての地位を確立した。
出身の山形弁で話す快活なキャラがウケて、バラエティー番組でも活躍した。
「晩年には方言の面白さや親しみやすいキャラもあって、バラエティーに引っ張りだこだった」とテレビ局関係者。
ＴＢＳ系「炎の体育会ＴＶ」や日本テレビ系「秘密のケンミンＳＨＯＷ」（現「ケンミンＳＨＯＷ極」）などに出演したが、２０２０年以降は番組を降板していた。
「テレビで見せる親しみやすさが普段も全く変わらない人でした。だからこそ、スタッフや共演者からも愛されたし、また一緒に仕事をやりたいという人も多かったです」と同関係者。
お笑いタレントの玉袋筋太郎はツイッターを更新。故人について「ガキの頃からの理想の女性」とし、「どこかであなたみたいな女性に会いたくて生きています。あき竹城さんありがとう！」と追悼した。
