女子プロレス「スターダム」の中野たむが18日、シングル最強を決めるリーグ戦「5★STAR GP」レッドスターズの首位争いに躍り出た。

 この日はハードコアデスマッチユニット「プロミネンス」の世羅りさと、エディオンアリーナ大阪第2競技場大会で対戦。現在レッドスターズは勝ち点12でトップのAZM、ひめか、朱里、舞華に次いで勝ち点11の世羅が追いかける大混戦だ。中野はここまで5勝2敗で勝ち点10。これ以上離されるわけにはいかない。

 開始早々に世羅から「ぶっ潰してやるよ」と挑発されるも、ネックブリーカーからニーアタックで応戦する。中盤ではコーナーからプランチャを敢行。だが、スキをつかれた中野は抱え上げられ、マットに叩きつけられてしまう。終盤もエルボーを撃ち込まれ、羅紗鋏(変形シュバインバスター)を狙われた。だが、ここで出たのが電光石火のアンドロメダ。しっかりと丸め込んで世羅から3カウントを奪った。

 試合後「全身の血が沸騰したよ。しびれた。世羅りさ、めちゃくちゃ強い。あの傷だらけの背中を見るとゾクゾクするよ」とニヤリ。勝ち点12で首位タイに並んだことで「5★STAR、まだ、たむは2敗です。このまま残り4戦、ツワモノばかりだけどこのまま全勝して必ず優勝します」と堂々と宣言した。