女子プロレス「スターダム」のワールド王者・朱里(33)が、デスマッチ&ハードコアユニット「プロミネンス」のリーダー・世羅りさ(30)とのV5戦(28日、東京・大田区総合体育館)での完全決着ルール採用を提案した。

 17日の調印式で「おい、世羅。この間はよくもやってくれたな。この試合、セコンド無用。ギブアップかKO、完全決着ルールを提案する!」と通達。13日の竹芝大会で世羅とプロミネンス勢に襲撃された朱里はぶざまな姿をさらしており、怒りが収まらなかった。

 すると挑戦者は「そんなにKOされたいの? じゃあさあ、ノールールでやろうよ。まさか逃げるとは言わねえよな?」。得意のデスマッチルールを逆提案したが、朱里は「ルールの中でやるのが筋だ。だから時間無制限、場外カウントなしで試合してやるよ」と返答した。

 世羅は「いいよ。やってやろうじゃん」と受諾し、向き合った王者に竹刀を一閃。一度は防御した朱里だったが、またもプロミネンス勢に袋叩きにされ「当日はこんなもんじゃねえよ。覚悟しとけよ!」と捨てゼリフを吐かれた。

「絶対に許さない。覚悟しておけ、世羅!」。2度も醜態をさらした朱里は、タイトル戦本番で挽回できるのか。