気象予報士で現在は女優としても活動する半井小絵(49)が自身初の主演を務める舞台「女医レイカ」が11日から東京・池袋シアターグリーンでスタートする。

 同舞台は剣名舞氏の漫画が原作となっており、過去にはフジテレビ系でドラマ化され、舞台化は今回が2度目。半井が演じる大学病院の心療内科医「氷室レイカ」が現代社会の多様な悩みを抱えた患者と向き合っていくヒューマンドラマとなっている。

 初日の開演前に取材に応じた半井は、作品の見どころを「ここ2年コロナ禍で簡単に人と会えない中で、人と人との関係がとても大切だっていうことがわかってきた時代だと思うんです。特にこの作品の中では家族だったり今大切なことというのを描かれていて、愛がテーマになっていると思います」と説明した。

 半井はかつてNHK「ニュース7」でお天気キャスターを務めて人気を博したが、2011年の同番組降板以降はタレント活動にシフト。15年から舞台女優としての修行を開始した。女優転身から8年目での初主演に「ありがたいということだけですね」と笑顔を見せつつ「最初から最後まで出続けていているので、特に場面が変わるタイミングで困ることが多く、みんなに助けてもらっていただいています」と助演との違いを語った。

 お天気キャスターとしての活躍は「ずいぶん前ですね」としながらも、「気象予報士というのは私のライフワークとしてずっとやっていまして、現在も気象と防災の講演をやっております」とコメント。今後について「(舞台に上がる)今は女優で気象予報士の半井、気象の仕事をするときは気象予報士で女優の半井です」と〝二刀流〟として活動を続けていくとした。