覚醒剤取締法違反(所持、使用)罪で懲役1年6月の実刑が確定し、現在服役中の小向美奈子受刑者(30)にまつわる衝撃情報を独占キャッチした。有罪判決が出る直前、保釈中の身でありながら極秘で“引退AV”の撮影を行っていたのだ。本紙は問題の映像の一部と、小向本人の引退作への心境をつづった直筆メッセージも独占入手。“獄中引退”の真相に迫った。

 小向は計3回、同法違反容疑で逮捕されている。6月2日付紙面では2度目の逮捕(2011年2月)直前、フィリピン逃亡中に撮影された映像が“流出AV”として7月1日にリリースされる騒動を報じたばかりだ。

 そこに新たに今回の引退AV騒動が浮上。あるAV関係者は「引退作は(3月9日に)保釈されてから(4月27日に)有罪判決が出る間に、小向に近いごく限られた関係者だけで極秘に撮影され、9月1日に発売されます。タイトルは『小向美奈子in…』で、『脅迫スイートルーム』シリーズですよ」と証言した。「脅迫――」とはAVメーカー「ドリームチケット」が手がけ、陵辱プレーの過激さに定評のある人気シリーズだ。「ドリームチケット」に取材を申し込んだものの、担当者は「いろいろな噂があるようで問い合わせもあるんですが、ノーコメントです」と答えるのみだった。

 前出の“流出AV”は、かつての個人事務所(現在は解散状態)スタッフによれば「本人が(流出騒動を)知っているか分からない」状態でのリリースだったが、今回はもちろん違う。先ほどのAV関係者は「小向は収監を覚悟していたようで、その前にケジメの引退作を残そうと考えたようです」とした上で、引退AV撮影の動機と経緯を次のように説明する。

「より強いインパクトを残すには陵辱路線しかないと考え、彼女なりにリサーチ。陵辱の度合いが高くユーザーから高く支持されている人気シリーズに目をつけ、本人サイドからメーカーに相談を持ちかけました。自分の全てを出してAVの仕事を全うさせられると、かなりの意気込みだったそうです」

 小向の意気込みは、「ファンの皆様」宛てに「皆様へ精一杯の作品をお届けすることが、最大の恩返しだという想い」(原文ママ)などと記した手紙にも表れている。「これは判決が出る日の朝、裁判所に向かう直前に書かれたものとみて間違いない。しばらくは表に出てこれないことを覚悟した小向がファンに対する思いを関係者に託したもので、まだどんな形で発表できるか分からなかったが、間違いなく自分の言葉であることを信じてもらうため写真まで撮らせた」と明かすのは、小向に近い芸能関係者だ。

 引退作は、コンドームなしの“生ハメ”と中出しのオンパレード。また、男3人を相手にされるがままとなる“4P調教”も。さらには首輪を装着されてペット扱いされたり、手足を拘束された上ひたすら“激ピストン”を見舞われたり…。失神寸前まで追い込まれる姿は強烈なインパクトだ。

 引退AVというだけでも話題騒然必至の今作だが、別のAV関係者は異なる視点からも関心を寄せている。

「小向の引退AVは『AV OPEN』のエントリー作品だと聞いています。昨年、小向の出演作がグランプリを取った大会で2連覇なるか、業界で大きな話題になるでしょうね」

 AV界の祭典とも呼ばれる「AV OPEN」は「あなたが決める、アダルトビデオ日本一決定戦」という副題のついた大会。今年は86メーカーがエントリーしている。

 このAV関係者は「彼女がAV女優として活躍した中で一番華やかだった舞台が、昨年のこの大会なのは間違いありません。かなりのハードプレーに挑んだのも、またあの舞台で輝きたい!という思いがあるからでしょう。さすがに(11月に開催予定の)表彰式に出るのは無理でしょうけど、2連覇できればAVファンに強烈なインパクトを残せますから」と小向の心境を代弁した。