女子プロレス「アイスリボン」の世羅りさ(23)プロデュースのワンマッチ興行が24日、東京・後楽園ホールで行われ、大会前からさまざまな臆測を呼んだ「人毛デスマッチ」が全貌を現した。

 試合はその名の通り、髪の毛・数百キロ分(目標の1トンには届かず)が入った巨大ボックスが、東西のリングサイド2面に設置されたダブルヘル方式のデスマッチだ。

 さらに「洗濯のり」などが入った公認凶器ルーレットボタンをコーナーに設置。試合前には世羅がロン毛を断髪し、異様な覚悟を見せる。

 対戦したのは世羅、星野勘九郎、稲葉雅人組と成宮真希、宮本裕向、木高イサミ組。まず宮本が自分の手にのりで人毛を貼り付け、世羅にサミング攻撃。さらに公認人間凶器として星ハム子が登場すると、宮本&稲葉を同時にボックスに落下させる。

 また、ヤンキー二丁拳銃がのり&ベニヤ板で即席の「人毛ボード」を作製するも、味方の成宮に誤爆。世羅組がペースを握ったかに思われたが、最後は成宮が丸め込み技「どぎゃん返し」で世羅から3カウントを奪って史上初の一戦にピリオドを打った。