東京23区情報 杉並区
文人たちも好んで暮らした、緑豊かな住宅都市
東京23区の西側、武蔵野台地のほぼ中央に位置する住宅都市。都内でも特に緑が豊かで、アクセスも便利。区民の定住意向も高い、暮らしやすい街です。阿佐谷や高円寺など、区内は駅を中心に大きく7つのエリアに分かれ、そのうちの中心エリアのひとつである荻窪は、幾多の文化人が移り住んだ古き邸宅街。今も明治から昭和期の文化の薫りが残されています。
杉並区データ情報
1区の概要・人口
面積
34.06㎢
総人口
591,108人
(男284,301人/女306,807人)
昼間人口
479,975人
年少人口率(15歳未満)
10.6%
Check
計画的な認可保育所の整備などにより、杉並区は5年連続で待機児童数ゼロを達成しています。
生産年齢人口率(15~64歳)
68.4%
老年人口率(65歳以上)
21.0%
平均年齢
44.7歳
人口密度(1㎢あたり)
17,354.9人
総世帯数
336,339世帯
外国人数
14,107人
出典
「総人口」「年少人口率」「生産年齢人口率」「老年人口率」「平均年齢」「人口密度」「総世帯数」「外国人数」
総務省統計局「令和2年 国勢調査」
※「年少人口率」「生産年齢人口率」「老年人口率」「平均年齢」は、小数点第2位を四捨五入した数値
※「年少人口率」「生産年齢人口率」「老年人口率」「平均年齢」は、小数点第2位を四捨五入した数値
「昼間人口」
2まち・暮らし
住宅総数(居住世帯あり)
315,410戸
持ち家率
38.3%
通勤時間(中位数)
45.9分
家賃平均
83,132円
幼稚園数
43園
小・中・高等学校数
92校
小学校42校、中学校31校、高等学校19校
病院数
19院
図書館数
13館
都市公園数
285園
都市公園面積
1,195,168.45㎡
一人あたりの都市公園面積
2.04㎡
百貨店・総合スーパー数
2店
大型小売店数
45店
飲食店数
2,780店
出典
「住宅総数(居住世帯あり)」「持ち家率」「通勤時間(中位数)」「家賃平均」
総務省統計局「平成30年 住宅・土地統計調査」
※持ち家率は、「住宅総数(居住世帯あり)」に占める持ち家率の割合を算出し、小数点第2位を四捨五入した数値
※「家賃平均」は“家賃0円”を含まない
※持ち家率は、「住宅総数(居住世帯あり)」に占める持ち家率の割合を算出し、小数点第2位を四捨五入した数値
※「家賃平均」は“家賃0円”を含まない
「幼稚園数」「小・中・高等学校数」
「病院数」
「図書館数」
「都市公園数」「都市公園面積」「一人あたりの都市公園面積」
「百貨店・総合スーパー数」「大型小売店数」「飲食店数」
3歴史・文化
歴史の概要
260年余り続いた江戸時代を通して、農村地帯であった杉並区。明治に入ると産業化の波を受けて、やがて原蚕種製造所や飛行機工場などが建てられるように。その後、関東大震災後に多くの人が移り住み、住宅地の姿が形成されました。
区名の由来
江戸時代初期に、領地の境界として青梅街道にそって杉並木が植えられたのがはじまり。その後、杉並木はなくなってしまいましたが、“杉並”は村名として残り、さらに区名となって現代にいたります。
ゆかりの人物
近衞文麿エピソード
昭和の時代に3度内閣総理大臣を務めた政治家。昭和12年から自決に至る昭和20年までを、荻窪の閑静な住宅街にある“荻外荘”で暮らしました。
井伏鱒二エピソード
明治生まれの小説家も、荻窪を愛し、『荻窪風土記』などの作品を残した文化人の一人。亡くなるまでの66年間を荻窪の邸宅で過ごしました。師弟関係にあった太宰治はこの邸宅で結婚式を挙げています。
国指定・登録文化財(建造物)数
総数23
国宝・重要文化財1、登録有形文化財22
主な文化財
妙法寺鉄門(重要文化財)
井草幼稚園園舎(登録有形文化財)
東京女子大学本館(登録有形文化財)
井草幼稚園園舎(登録有形文化財)
東京女子大学本館(登録有形文化財)
主な伝統工芸品
東京くみひも、東京無地染
主な特産品、名物
荻窪ラーメン
出典
「国指定・登録文化財(建造物)数」
文化庁「国指定文化財等データベース」および各区の資料を元に、令和4年3月時点の情報で作成
※作成時期や未公開などの理由により、実際の数と異なる場合あり
<参考リンク>
杉並区内の国指定・登録文化財一覧(杉並区公式サイト)
※作成時期や未公開などの理由により、実際の数と異なる場合あり
<参考リンク>
杉並区内の国指定・登録文化財一覧(杉並区公式サイト)
4観光
(仮称)荻外荘公園
内閣総理大臣・近衞文麿の別邸であった「荻外荘」は、戦前の国策に関わる会議が行われるなど日本政治史上重要な場として、平成28年3月に国指定史跡に指定されました。令和6年12月の一般公開に向けて、復原工事を予定しています。
東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム
日本のアニメの歴史やアニメの原理、制作工程などを体験しながら学べるミュージアム。
その他/観泉寺、角川庭園、大田黒公園、善福寺川緑地
旅館・ホテル数
49軒
興行場数
14軒
映画館2軒、スポーツ施設0軒、その他12軒
主なミュージアム
杉並区立郷土博物館、東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム
主なお祭り・イベント
東京高円寺阿波おどり、阿佐谷七夕まつり、阿佐谷ジャズストリート、荻窪音楽祭
出典
「旅館・ホテル数」「興行場数」
ココにも注目!Pick Upデータ
全国で最も多くのアニメ制作会社が集まるまち
出典/一般社団法人 日本動画協会「アニメ産業レポート2021」
日本動画協会が取りまとめた「アニメ産業レポート2021」によると、国内のアニメ制作会社811社の過半数を占める692社が東京都内にあり、さらにそのうち149社が杉並区に集まっているとのこと。区市町村別ではナンバーワンの数です。
昭和39年、杉並区に初めてとなるアニメ制作会社“東京ムービー(現:トムス・エンタテインメント)”が誕生し、『巨人の星』『アタックNo.1』『ルパン三世』など数々の名作を生み出していったことを皮切りとして、多くのアニメ制作関連会社がここ杉並区に誕生していきました。
昭和39年、杉並区に初めてとなるアニメ制作会社“東京ムービー(現:トムス・エンタテインメント)”が誕生し、『巨人の星』『アタックNo.1』『ルパン三世』など数々の名作を生み出していったことを皮切りとして、多くのアニメ制作関連会社がここ杉並区に誕生していきました。
多くの文人たちが愛した荻窪の三庭園めぐり
復元イメージ
かつての荻窪は“西の鎌倉、東の荻窪”と称されるほどの別荘地で、作家や芸術家など多くの文化人たちが邸宅を構えました。
ゆかりのスポットも多く、なかでも音楽評論家・大田黒元雄の旧宅を日本庭園として整備した「大田黒公園」、角川書店創設者の角川源義の旧宅が残る「角川庭園」、そして「(仮称)荻外荘公園」は“三庭園”と呼ばれ、歩いて回れる距離に集まっています。
ゆかりのスポットも多く、なかでも音楽評論家・大田黒元雄の旧宅を日本庭園として整備した「大田黒公園」、角川書店創設者の角川源義の旧宅が残る「角川庭園」、そして「(仮称)荻外荘公園」は“三庭園”と呼ばれ、歩いて回れる距離に集まっています。
2022年5月20日時点の内容になります。