東京23区情報 大田区
商店街や閑静な住宅街、工業地帯まで。個性豊かな23区最大のまち
北西部の丘陵地帯と東南部の低地に2分される大田区。23区で最も大きい面積を誇る区内は、交通の中心をなす蒲田や東京屈指の高級住宅街・田園調布、多くの文化人が暮らした馬込など、個性豊かなエリアによって構成されています。東部は海を埋め立てて造られた工業地帯。神奈川県の川崎市や横浜市とともに京浜工業地帯の中核都市としての役割を担っています。
大田区データ情報
1区の概要・人口
No.1
面積
61.86㎢
No.3
総人口
748,081人
(男372,464人/女375,617人)
昼間人口
693,865人
年少人口率(15歳未満)
10.8%
生産年齢人口率(15~64歳)
66.5%
老年人口率(65歳以上)
22.6%
平均年齢
45.3歳
人口密度(1㎢あたり)
12,093.1人
No.2
総世帯数
400,164世帯
外国人数
20,358人
出典
「総人口」「年少人口率」「生産年齢人口率」「老年人口率」「平均年齢」「人口密度」「総世帯数」「外国人数」
総務省統計局「令和2年 国勢調査」
※「年少人口率」「生産年齢人口率」「老年人口率」「平均年齢」は、小数点第2位を四捨五入した数値
※「年少人口率」「生産年齢人口率」「老年人口率」「平均年齢」は、小数点第2位を四捨五入した数値
「昼間人口」
2まち・暮らし
No.2
住宅総数(居住世帯あり)
377,640戸
持ち家率
42.4%
通勤時間(中位数)
38.2分
家賃平均
82,034円
No.3
幼稚園数
48園
小・中・高等学校数
105校
小学校61校、中学校30校、高等学校14校
No.3
病院数
28院
No.1
図書館数
17館
No.1
都市公園数
509園
都市公園面積
2,057,755.66㎡
一人あたりの都市公園面積
2.78㎡
百貨店・総合スーパー数
4店
大型小売店数
74店
飲食店数
3,350店
出典
「住宅総数(居住世帯あり)」「持ち家率」「通勤時間(中位数)」「家賃平均」
総務省統計局「平成30年 住宅・土地統計調査」
※持ち家率は、「住宅総数(居住世帯あり)」に占める持ち家率の割合を算出し、小数点第2位を四捨五入した数値
※「家賃平均」は“家賃0円”を含まない
※持ち家率は、「住宅総数(居住世帯あり)」に占める持ち家率の割合を算出し、小数点第2位を四捨五入した数値
※「家賃平均」は“家賃0円”を含まない
「幼稚園数」「小・中・高等学校数」
「病院数」
「図書館数」
「都市公園数」「都市公園面積」「一人あたりの都市公園面積」
「百貨店・総合スーパー数」「大型小売店数」「飲食店数」
3歴史・文化
歴史の概要
海と川に臨む大田区は、古くから人が生活を営んでいた地。江戸時代は農漁村で、海岸部では海苔の養殖が盛んでした。大正以降は中小工場が進出し、住宅や工場が密集する商業・工業地域の姿を形成。現在は京浜工業地帯の一部となっています。
区名の由来
昭和22年に当時の“大森区”と“蒲田区”が合併して誕生。その際、両区の一字ずつを取って大田区となりました。
ゆかりの人物
勝海舟エピソード
江戸城開城の交渉に向かう途中、大田区北部の洗足池で休憩したといわれています。その際に洗足池周辺の景色を気に入り、その後別荘を建てました。“洗足軒”と呼ばれ、勝海舟と旧幕臣らはここで交流を深めたそうです。
川端龍子エピソード
和歌山県出身の日本画家、俳人。現在、大田区南馬込の“龍子公園”がある場所にアトリエを構えました。区内には自身が設立した“龍子記念館”があります。
国指定・登録文化財(建造物)数
総数28
国宝・重要文化財2、登録有形文化財26
主な文化財
池上本門寺宝塔(重要文化財)
本門寺五重塔(重要文化財)
実相寺本堂(登録有形文化財)
本門寺五重塔(重要文化財)
実相寺本堂(登録有形文化財)
主な伝統工芸品
東京三味線、江戸表具、江戸和竿、東京手描友禅、日本刺繍
Check
大田区は23区で最多、4,000以上の製造業事業所が立地しています。
主な特産品、名物
馬込シクラメン、馬込三寸人参、馬込半白節成きゅうり、海苔
Check
大森地区は、海苔のふるさと。海苔養殖は、江戸時代に大森の沿岸部を中心に盛んになったといわれています。
出典
「国指定・登録文化財(建造物)数」
文化庁「国指定文化財等データベース」および各区の資料を元に、令和4年3月時点の情報で作成
※作成時期や未公開などの理由により、実際の数と異なる場合あり
<参考リンク>
大田区内の国指定・登録文化財一覧(大田区公式サイト)
※作成時期や未公開などの理由により、実際の数と異なる場合あり
<参考リンク>
大田区内の国指定・登録文化財一覧(大田区公式サイト)
4観光
池上本門寺
日蓮宗の大本山で、日蓮聖人が入滅した聖地。重要文化財の五重塔をはじめ、敷地内には複数の文化財があります。
大森ふるさとの浜辺公園
河口部分を埋め立てて造られた湾岸公園。白い砂浜や散策道があり、弧を描く湾岸地帯の風景が目の前に広がる区民の憩いの場です。
その他/羽田空港、池上梅園、洗足池公園、大田市場、桜坂
Check
23区で最も銭湯が多い大田区。臨海部周辺には“黒湯”と呼ばれる温泉が広く分布しており、古くから現在まで銭湯でも利用されています。
旅館・ホテル数
88軒
興行場数
19軒
映画館7軒、スポーツ施設4軒、その他8軒
主なミュージアム
大田区立勝海舟記念館、大森海苔のふるさと館、昭和のくらし博物館、大田区立郷土博物館、大田区立龍子記念館
主なお祭り・イベント
池上本門寺お会式、洗足池 春宵の響、花火の祭典、羽田神社夏季例大祭、糀谷阿波おどり
出典
「旅館・ホテル数」「興行場数」
ココにも注目!Pick Upデータ
日本と世界とを結ぶ空の玄関口、大田区
ショップやレストランが集まり、アートスポットやオフィス機能も内包した羽田イノベーションシティ。飛行機が飛び立つ光景を見ることも
数多くの国際線が発着する日本の玄関口「羽田空港」が23区のどこにあるか、そう聞かれてパッと出てこない人も意外と多いのではないでしょうか。所在地は大田区になります。
平成31年には散策路などがある公園 “ソラムナード羽田緑地”、令和2年には巨大複合施設“羽田イノベーションシティ”が、空港周辺に次々と誕生。空の交通拠点としてだけでなく、観光スポットとしても発展し続けています。
平成31年には散策路などがある公園 “ソラムナード羽田緑地”、令和2年には巨大複合施設“羽田イノベーションシティ”が、空港周辺に次々と誕生。空の交通拠点としてだけでなく、観光スポットとしても発展し続けています。
“あげぱん”は大田区の調理師さんのアイデアで生まれた!?
子どもたちへの想いから生まれた揚げパンは、今も給食の人気メニュー
油で揚げたコッペパンに砂糖ときなこをまぶした、昔懐かしい“揚げパン”。学校給食でもなじみがありますが、発祥は大田区立嶺町小学校の調理師さんのアイデアといわれています。
昭和27年、インフルエンザ流行で多くの児童が欠席したため大量のコッペパンが余ってしまいました。時間が経ち、固くなってしまったパンをどうにかおいしく食べてもらいたいと試してみたのがはじまりだそうです。
昭和27年、インフルエンザ流行で多くの児童が欠席したため大量のコッペパンが余ってしまいました。時間が経ち、固くなってしまったパンをどうにかおいしく食べてもらいたいと試してみたのがはじまりだそうです。
2022年5月20日時点の内容になります。