川崎市内最高峰の匠「かわさきマイスター」 新たに4人、総勢74職種105人に

2019年11月23日 02時00分

本年度新たに「かわさきマイスター」に認定された4人とその家族。前列中央は福田市長=川崎区で

 川崎市は、極めて優れた技術・技能を持つ市内最高峰の匠(たくみ)として、本年度新たに四人の職人に対し「かわさきマイスター」の称号を贈ると発表した。一九九七年度の認定開始からマイスターは七十四職種、百五人になった。
 本年度の認定者は、切削工具研削(せっさくこうぐけんさく)の浅井次雄(つぎお)さん(65)=研精工業所(中原区)副社長▽高圧配管溶接の飯田誠二さん(51)=飯田工務店(川崎区)代表▽人形師の小林誠さん(53)=林屋人形店(川崎区)代表▽洋裁技能士の砂山幸子(さちこ)さん(75)=砂山衣服研究所(高津区)代表。人形師は初めて認定された職種という。
 川崎区の市立労働会館で二十日開かれた認定式で、飯田さんが四人を代表して「(マイスター認定は)家族をはじめ、周りの力添えのたまもの」と語り、次の世代に技を継承していく決意も述べた。
 福田紀彦市長は「マイスターは今年の四人を含めて百人を超え、職種は幅広い。川崎の発展の歴史であり、市民の大きな財産でもある」とたたえた。 (石川修巳)

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