グテレス国連事務総長が続投の意向

2021年1月12日 10時28分
「パリ協定」採択から5年を記念した国連のオンライン会合でスピーチするグテレス事務総長=2020年12月12日(国連提供)

「パリ協定」採択から5年を記念した国連のオンライン会合でスピーチするグテレス事務総長=2020年12月12日(国連提供)

【ニューヨーク=杉藤貴浩】国連のグテレス事務総長(71)は11日、国連総会と安全保障理事会に対し、書簡で来年1月からの2期目を目指す意向を伝えた。事務総長報道官が記者会見で明らかにした。
 事務総長の任期は5年で、多くは2期10年務める。グテレス氏は今年末に1期目を終了する。書簡では「加盟国の意向に沿うのなら、2期目を務める用意がある」として、引き続き気候変動問題などに取り組む姿勢を明らかにした。今後、水面下で米ロ中など安保理常任理事国の支持を求めていくとみられる。
 グテレス氏はポルトガル首相や国連難民高等弁務官を歴任。韓国の潘基文バン・キムン氏の後を受け、2017年1月に第9代事務総長に就任した。

関連キーワード


おすすめ情報