Eテレ「にっぽんの芸能」 石田ひかりが卒業

2020年3月20日 02時00分

最後の収録を終えた石田ひかり=東京・渋谷で

 NHKEテレの「にっぽんの芸能」(金曜午後十一時)で司会を務める女優石田ひかりが番組を卒業することになり、東京・渋谷のNHK放送センターで最後の収録が行われた。
 歌舞伎、文楽、能、邦楽などの古典芸能の魅力を初心者にもわかりやすく紹介する番組で、二〇一一年四月にスタート。石田は一六年四月から司会を担当してきた。
 石田は「初めて(司会の)お話をいただいた時は、特に知識があるわけではなかったので本当に自信がなかった」と明かしたが、「古典芸能の世界は皆さま、生涯かけてお稽古に励まれ、すべてが血のにじむ努力のたまものなので、どの回も印象深く、私の財産となりました」と振り返った。最後に「(古典芸能の舞台に)一度行ってみたら、ものすごく目の前が開けると思います」とアピール、「本当に四年間ありがとうございました」とコメント。
 石田が出演する最終回の二十七日は、四年間の中からゲストの名演、名言などを集めたハイライト特集を放送する。
 新年度は四月三日からの放送で、俳優高橋英樹と中條誠子アナウンサーが新たに司会を務める。

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