ようこそ!マイホームタウン 田丸麻紀 × 表参道

2015年4月22日 09時00分

今月の街先案内人

今回のゲストは女優・タレントとして活躍する田丸麻紀さん。大阪から上京して以来、常に身近にあるという街“表参道”。所属される事務所も近くにあり、正にオンでもオフでも、この付近で過ごす事が多いそうです。そんな田丸さんのオススメスポット情報とともに、表参道の魅力を紹介します。

ファッション誌の編集者に憧れていたあの頃。

女性ファッション誌のモデルとして活動するために上京された田丸さん。そもそもモデルになろうとしたきっかけは何だったのでしょう?
「実は某女性誌が大好きで、その雑誌に関わる仕事がしたい!という気持ちが最初なんです。あるとき、その雑誌のモデルオーディションが開催されるのを知りました。最終審査は、雑誌の編集部の方が行うって書いてあったので、そこまで残れれば、編集部が見れる!て考えたんです。」

「オープンカフェって、席からの風景が大切だと思うんです」。異国情緒溢れる街並だから、暖かければテラス席に座りたいな。」


つまり編集部との繋がりを持つために、オーディションに応募されたということですか?
「そうなんです。もともと編集者に興味があったんですけど、どうやったら編集者になれるかわからなかったので、とりあえず応募してみたというのが本当のところ。だからモデルになれたのは、思わぬ副産物のようなイメージです。とはいえ、モデルとしてキャリアを重ねることでプロとしての仕事を意識するようになりましたね。」

「同潤会アパートの名残りには、人気のポップコーン屋さんが。古いものと新しいものの融合が、ここにもありました。」


その頃は、どんな過ごし方をされていたんですか?
「当時はモデル事務所がある青山と、編集部のあった新橋を行き交う毎日です。上京したばかりで、情報もなかったし。住まいも青山の付近だったので、それこそオンの時もオフの時も、365日表参道を歩いていたと思いますよ。だから、私にとって表参道というのは、まさに家の玄関というイメージです。もはや生活の一部といってもいい位、身近な存在かな」
“モデル”と“表参道”。まさにファッション誌の紙面イメージそのままの生活ですね。

そのときの自分に満足できるのが、私の強みなんです

モデルとして着実にキャリアを重ねる中、2003年に女優宣言をされました。そのきっかけは何だったのでしょう?
「モデルとしてキャリアを重ねるなかで、表現することの楽しさやプロとしての仕事への意識が強くなりました。そうなると色んな表現方法に挑戦してみたいと思ったんです。とはいえ、これまでとは畑違いの仕事ですから、とにかく声をかけていただいたお仕事を全力でこなそうと必死でしたね」

「表参道にはオシャレな人が多いので、道行く人を見るだけでも楽しいと思えます。そんな街だから離れられないのかも」


モデル、女優、タレントと多くの肩書きをお持ちですが、どの仕事のときが一番自分らしいと思われますか?
「紙面で平面的に表現すること、ドラマのように動きをつけた表現は、違う難しさがあります。それにバラエティでは突発的な反射神経が求められますし、トークイベントでは直接観客と接する事ができますよね。それぞれ違った充実感があるので、一概に選ぶことがはできません。だって、ドラマをやっているときは『ドラマが一番楽しい!』って思っているのに、雑誌の撮影に入ると『モデルが一番楽しい!』って、思っちゃいますから(笑)」
それでは、今後の目標などはありますか?
「これまでは、声をかけていただいた仕事に対して、とにかく全力で取り組んできましたけど、ある程度キャリアを積んだことで、なんとなく自分の立ち位置が見えてきました。その上で、どんなことを求められているのか、そこを理解した上で、しっかり応えられるように全力を注いでいきたいなぁと。」
コレまでもコレからも、全力なんですね。
「そこは変わりません。ただ、がむしゃらに全力を出すのではなくで、的確にというか効果的に全力を出せるようになりたいと思いますね。どんなものでも、より良く仕上げるために、プロとしての仕事を心がけています」
実はこの記事の撮影は、気温が3℃しかない雨の日に行われました。にも関わらず掲載期間を考慮して、ノースリーブ姿で撮影していただいたのです。まさに田丸さんのプロ意識を実感させていただきました。
アートとファッションの先端
各ショップのショーウィンドウひとつをみても、他の街とはちょっと違うというか、アートを感じさせてくれます。街全体がファッショナブルな雰囲気をもった不思議な空間です。原宿から青山に向かうほど、大人びた雰囲気に変わっていくので、景色をみながら歩くだけでも楽しめますよ。
新しいと古いが融合した街
表参道ヒルズの端っこに、同潤会アパートの建物が一部残っているのが象徴的です。古いものを全て壊してしまうわけではなく、現代の中に取り込んでいくのが表参道流の街作り。古い物と新しい物が当たり前に融合しているから、いつ来ても新鮮で、かつ懐かしい感じがするんだと思います。
大人も子供も楽しめる街
渋谷や原宿なら若者が楽しみやすいし、南青山なら大人が楽しみやすい。それでいて、家族でも楽しめるスポットもたくさんあるので、まさに誰でも楽しめるエリアです。上京してから、ずっと通っていても、まったく飽きない街です。これからもきっと通い続けると思います(笑)
写真:ボクダ茂
ノースリーブシャツ ¥14,000 ロベ
スカート ¥26,000 コルコバード(フィルム)
イヤリング ¥30,000 サレット バイ エリタケカワ(フラッパーズ)
リング ¥47,000 サレット バイ エリタケカワ(フラッパーズ)

◇表参道図鑑 田丸さんオススメスポット

1)キデイランド原宿
原宿・表参道といったらココは外せないメジャースポットですよね。海外アーティストも来日した際には立ち寄るほどの、有名な雑貨屋さん。キャラクターグッズを探すなら、ココに勝る場所はないかも。
東京都渋谷区神宮前6-1-9 03-3409-3431

2)表参道ヒルズ
同潤会青山アパートの跡地にできた商業施設。安藤忠雄さんが設計されていて、とってもオシャレな空間です。ウィンドウショッピングだけでも十分たのしめるエリアだと思います。カップルのデートに最適ですよ。
東京都渋谷区神宮前4-12-10 03-3497-0310

3)青山ファーマーズマーケット
青山通りの国際連合大学前の広場で毎週末開かれているマルシェ。取れ立ての新鮮な野菜が割安で手に入るチャンスです。いろんな屋台も出店されているので、ちょっとした散歩として覗くだけでも楽しいですよ。
東京都渋谷区神宮前5-53-70 03-5459-4934(事務局)

4)根津美術館
東武鉄道の社長も務めた根津嘉一郎氏の収集品を展示する美術館です。東洋古美術品を中心とした収蔵品の展示はもちろん、日本庭園を散歩したり、カフェで一休みしたりと、ゆったりした時間を楽しめます。
東京都港区南青山6-5-1 03-3400-2536

5)CICADA(シカダ)
今もよく行く地中海料理のお店です。ソムリエがいるから、安心してワインと料理を堪能できます。何を食べても美味しいので、ついつい食べ過ぎちゃうのが難点かもしれないですね(笑)
東京都港区南青山5-7-28 03-6434-1255

6)BLUE NOTE TOKYO
Jazzを聞くならやっぱりココです。国内外を問わず一流アーティストの演奏を最高なシチュエーションで楽しめます。結婚前の旦那さまともよく一緒にいきました。ちなみに学生さんは入場料が半額なので、オススメです。
東京都港区南青山6-3-16 ライカビル 03-5485-0088

◇PROFILE
田丸麻紀(たまる まき) 1978年、大阪府生まれ。CMや多数のファッション誌の紙面を飾り、トップモデルとして活動。
2003年3月 「女優宣言」お披露目発表会

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