愛と正義と 検事役で魅せる 石原さとみ3年ぶり連ドラ主演 9日スタート「Destiny」

2024年4月4日 07時50分
 育児休暇を経た石原さとみ(37)が3年ぶりに連続ドラマに復帰する。9日スタートの「Destiny」(テレビ朝日系、火曜午後9時)で、愛する男性を守る強い意志を持った横浜地検の検事、西村奏(かなで)役として主演する。その人物像を「すごく頭が良い人で、取り調べのシーンなども丁寧に演じた。でも、それが崩れていくさまも面白い」と語った。 (川上義則)
 オリジナルの物語で、奏は中学生時代に検事の父を亡くし、母の故郷の長野県に転居する。地元の大学の法学部で、仲間4人と司法試験に向けて苦楽を共にする中、試験資格を得るロースクール入試前に事件が起き、初恋の相手が姿を消す。12年後、検事として多忙な日々を送る奏の前に突然、初恋の相手が現れ…。
 出演依頼を受け、最初にもらった企画書に「登場人物の人間像がすごく細かく書かれ、最終回までの流れも、いろんな展開が盛り込まれていた」と感銘を受けた。奏を正義感と優しさを併せ持ち、さらに決断ができる女性と受け止め、「すごく魅力的で演じたいと思った」と振り返る。

「Destiny」から

 出産後初めての主演映画「ミッシング」(5月17日公開)に続く撮影現場。長野県などのロケ地では天候に恵まれ、制作側の的確な対応もあり、「安心して自信を持って臨めるのがありがたかった」と撮影時の雰囲気を話す。

◆育児と仕事の両立

 育児との両立は「本当に大変だったけど、鍛えられた」。仕事場と自宅にいる時の気持ちの切り替えを大事にした。「メークして衣装を着替えて現場に行った瞬間と、自宅に戻って部屋着に着替えて、すっぴんで子どもの相手をしている時のギャップはとても大きかった。おかげで、仕事場ではとてつもなく集中できた」と振り返った。

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