歌丸さん七回忌 円朝作品を語り直し 志ん輔が横浜でリスペクト公演

2024年3月1日 07時45分

桂歌丸さん

 横浜にぎわい座(横浜市、布目英一館長)は、前館長で七回忌を今夏迎える落語家、桂歌丸さん=享年(81)=のリスペクト公演を、4月から古今亭志ん輔が同館で行うと発表した。
 「笑点」の司会者、落語芸術協会会長として、高座を離れても活躍した歌丸さん。横浜生まれで、2010年から18年7月に亡くなるまで同館の館長を務め、地元に尽くした。
 志ん輔の公演は、偶数月(4、6、8、10)の4回シリーズ(各回3200円)。歌丸さんがライフワークとした三遊亭円朝作「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」を4席に再構成し、通しで語り直す。
 初回は4月13日で、「宗悦殺し」から「新五郎捕縛」まで。「三方一両損」「甲府ぃ」も口演する。布目館長は「『真景~』は残忍な展開。お客さまに晴れやかに帰っていただこうと明るい噺(はなし)を組み合わせた」と話す。
 また、同館では6月4日~7月31日、歌丸さんの写真などを展示して落語家、館長としての活動をたどり、遺徳をしのぶ。
 問い合わせは、横浜にぎわい座=(電)045・231・2515。

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