篠山紀信さん死去 83歳、写真家「激写」シリーズ

2024年1月5日 14時02分
 時代を象徴する著名人のポートレートを数多く手がけ、「激写」シリーズなどで知られる写真家の篠山紀信(しのやま・きしん、本名紀信=みちのぶ)さんが4日死去した。83歳。東京都出身。妻は元歌手の南沙織さん、次男はタレントの篠山輝信さん。
 日本大芸術学部を卒業後、広告制作会社を経て1968年に独立。週刊誌の表紙やレコードジャケット、グラビア写真集などを中心に活躍した。
 ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻や三島由紀夫、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんら、著名人たちの魅力を斬新に表現したポートレートを得意とした。他方、野外でのヌード撮影が公然わいせつ罪に問われ、議論を呼んだ。芸術選奨文部大臣新人賞、毎日芸術賞、菊池寛賞など受賞多数。

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