池田綾子「木漏れ日のような音楽を」 デビュー20周年・記念アルバム発表 24日、渋谷でライブ

2023年2月7日 07時33分
 透明感のある歌声が印象的なシンガー・ソングライター池田綾子(44)が、デビュー20周年記念アルバムを発表した。併せて開催した20周年ツアーのファイナルとなる、24日の東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールでの公演に向け、「降り注ぐ木漏れ日のような音楽を届けたい」と意気込む。

池田綾子のデビュー20周年記念アルバム「HIKARI」のジャケット

 新譜「HIKARI」には、CMで使われた「ヒカリノイト」「ありがとうの星」など14曲を収録。薬師丸ひろ子作詞、自身が作曲した「アナタノコトバ」もセルフカバーした。ピアノ、チェロ、ギターなどアコースティック楽器のゆったりとした演奏に伸びやかな声が重なり、全体に優しい空気に包まれる印象だ。
 武蔵野音楽大声楽科を卒業し、2002年にデビュー。ドラマやアニメの主題歌、CM曲も多く手がけ、NHK「みんなのうた」には「数え歌」(08年)など4曲が採用されている。曲作りに関して、自身は何もないところから作る「原作者」ではなく「脚本家」だと言い、「(依頼者に)タネをいただき、心を通わせ、そこから音楽が生まれる。そのご縁で20年になった」と話す。
 アコースティックサウンドが中心のツアー。集大成となる公演も「森林浴をしているような世界を作り、聴きに来てくださった皆さんが『明日も頑張ろう』と思えるような日にできたらと思います」。詳細は公式ホームページで。 (上田融)

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