「海すすき」織りなす絶景 稲取細野高原で見頃
2019年10月28日 02時00分
三筋山の裾野に広がるススキ野原＝東伊豆町稲取で
東伊豆町の稲取細野高原に群生するススキが見頃を迎えている。三筋山（標高８２１メートル）の裾野に広がる東京ドーム２６個分（面積１２５ヘクタール）に相当する国内最大級のススキ野原と太平洋を望む絶景が、観光客を魅了している。
世界認定された伊豆半島ジオパークの見どころの一つで、「海すすき」の愛称でも知られる。映画やＣＭなどのロケ地としても使われた人気スポットで、晴れた日には、ススキとともに相模灘や伊豆七島の眺望を楽しめる。
毎年通っているという東京都の無職松下静郎（しずお）さん（７４）は「遠くの景色まで楽しめるのが魅力。海とススキが一緒に見られる場所は東京の近くではここだけ。見るとほっとする」とシャッターを切っていた。
１１月中旬頃まで見頃で、同月８日までは町観光協会が主催するスタンプラリーなども開催中。入山料は小学生以下無料、中学生以上６００円。入山は午前１０時～午後４時。受付場所から三筋山山頂手前までは、車による無料送迎を利用できる。 （山中正義）
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