<親子で学ぶぅ 文化編>佐渡金山、世界遺産登録は24年以降

2022年8月13日 07時33分

佐渡金山の一つ、相川鶴子(あいかわつるし)金銀山遺跡(いせき)の「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」の採掘跡(さいくつあと)」=新潟県佐渡市で

 新潟県・佐渡島(さどがしま)にある金山について、日本政府(せいふ)が目指していた来年の世界文化遺産(いさん)登録が難(むずか)しくなりました。政府が2月に出した推薦(すいせん)書に「不十分なところがある」と国連教育科学文化機関(ユネスコ)から指摘(してき)され、書類を出し直すことになったためです。登録は2024年以降(いこう)になります。
 金山には砂金(さきん)を採(と)るために使われた「導水路(どうすいろ)」の跡(あと)があります。
 文化庁(ちょう)によると、導水路のうち一部途切(とぎ)れた部分の説明が欠けているとユネスコは言っています。
 登録を目指してきた地元の人から「急な話でびっくりした」「大変残念」といった声が出ています。
 韓国(かんこく)は、朝鮮(ちょうせん)半島出身の人が過去(かこ)に強制(きょうせい)的に働かされた場所と言って登録に反対しています。

関連キーワード


おすすめ情報