参院選 女性当選者が35人で過去最多に 当選者に占める女性比率も過去最高

2022年7月11日 11時29分
1都3県の選挙区からは7人の女性が当選。東京選挙区は3人が当選し、2019年参院選に続き最多だった。

1都3県の選挙区からは7人の女性が当選。東京選挙区は3人が当選し、2019年参院選に続き最多だった。

 参院選は11日午前、125議席が確定し、女性の当選者が35人に上り、過去最多だった2016年、19年の28人を更新した。
 35人の内訳は、選挙区21人、比例代表14人。当選者に占める比率は28%。男女共同参画白書によると、これまで最も高かったのは2016年の23.1%で、こちらも過去最高を更新した。非改選を合わせた新勢力では64人、25.8%になる。
 18年に男女の候補者数をできるだけ等しくするよう政党に求める「政治分野における男女共同参画推進法」が施行されてから2度目の参院選となった今回、候補者に占める女性の比率が33.2%と過去最高だったこともあり、当選者の動向も注目されていた。
 政党別で見ると、女性の当選者数が最も多かったのは自民党の13人で、立憲民主党9人、日本維新の会3人と続いた。公明、国民民主、共産の3党は各2人、社民党は1人で、無所属が3人だった。
 立民は当選者のうち52.9%が女性で過半数に達した。他党の当選者数に占める比率は共産50%、国民40%、維新25%。社民は当選者1人で100%。与党は自民20.6%、公明15.4%だった。れいわ新選組、NHK党、参政党は女性当選者がいなかった。(山口哲人)
参院選2022
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