この暑さはいかに異常か 6月の最高気温を更新、猛暑日は過去に3日だけなのに6日間連続

2022年6月30日 18時19分
 東京都心の6月下旬の暑さが記録的だったことが、気象庁のまとめで分かった。25日から30日までの6日間は連日、最高気温が35度を超える猛暑日が続き、熱中症で搬送された人も多かった。暑さはまだ続くことから、引き続き警戒が必要だ。(デジタル編集部)
 6日間の暑さはどれだけ厳しかったのか。30日の最高気温は36.4度で6月として観測史上最高気温を更新した。それだけではない。6日間の最高気温は、6月として歴代の上位10位のうち6日間を占めた。
 気象庁ウェブサイトの「過去の気象データ検索」によると、昨年までの6月の最高気温は、2005年6月28日の36.2度。次いで、1963年6月26日の35.7度、2011年6月29日の35.1度。猛暑日はこの3日間しかなかった。それが今年は6日間連続したのだから、例年にない厳しさだったことがよく分かる。
 30日は都心だけでなく、練馬、羽田、府中の都内各地でもそれぞれ6月としての最高気温を更新。さいたまや横浜、千葉など首都圏の各地でも更新した。
 梅雨明けは6月27日に発表されたばかりで、本格的な暑さに体が慣れていない人も多い。そんな中でのいきなりの暑さ続きは、体調を崩す危険性が高い。気象庁によると、暑さは7月1日も続くといい「暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを行動の目安として、適切な熱中症予防行動を早め早めに取っていただくようお願いします」と警戒を呼びかけている。

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