MX1「片恋グルメ日記2」 本仮屋ユイカ もっと自分のまま楽しんで

2022年6月11日 07時36分
 妄想とグルメを取り入れたユニークなラブコメディードラマが、新たなシリーズに突入した。本仮屋ユイカ(34)が恋愛に奥手な主人公を演じ、「生きるって楽しいと明るい気持ちをもらえる作品」と語るTOKYO MX1「片恋(かたこい)グルメ日記2」(月曜午後十時)。本仮屋は言う。「見た方が鼓舞され、『もっと自分のまま楽しんでいいんだ』と感じてもらえれば」 (上田融)
 二〇二〇年の連ドラは、少女漫画雑誌の編集者・所まどか(本仮屋)が、思いを寄せる八角(平岡祐太)と同じメニューを食して恋の妄想を膨らませ、相思相愛になりかけて終了。約一年半ぶりの今シリーズは、関係の進展がないまま八角が大阪に転勤、所はヤキモキするが、周囲にイケメンたちが現れ、彼らとの恋も妄想する−という展開だ。
 他のイケメンたちとの間で揺れるストーリーは、アキヤマ香の原作コミックにないオリジナル。コミックのファンに共感してもらえるか不安だったが、「主人公が一番手に入れたい愛に向かって走る姿を、私自身が命懸けで熱くなって頑張ることにしました」。その熱が共演者に伝わり、現場の士気は高いという。
 ドラマの看板の一つがグルメ。都内に実在する飲食店のラーメンや焼き鳥弁当などが登場する。「食事シーンの主役は食材。どの角度からが一番おいしく見えるか、湯気がたった方がいいかなどを自分で調整しました」。十歳でのデビューから培った見せ方に、絶妙なライティングなどが加わり、作品ならではのシーンが出来上がる。
 今シリーズで一番のお気に入りは、十三日の放送で登場するインドの炊き込みご飯「ビリヤニ」。「知らない料理だったので、ライブ感を大切にしようと事前調べをせず撮影しました。スパイスを感じるのにさわやか。すっごい感動しました!」
 毎回、スプーンいっぱいに盛った料理を、口を大きく開けて頬張る。「一口をなるべく大きく、っていうのが私のモットー。(大食いタレントの)ギャル曽根さんを研究、継承しています」。情報番組などでの食リポ経験も生きた。
 プライベートでも食事はしっかり取る。「(牛丼などの)男メシが大好き。たくさんがっつり食べたい。カレーを作ったら、翌日はカレーうどんにしたい。あまり女子的じゃないと言われますが」と笑う。

13日放送の第4話から。バーで酒を飲む所まどか(左)


関連キーワード


おすすめ情報

芸能の新着

記事一覧