片山さつき氏、二階派と退会巡り泥仕合 「離れたい人の後ろから石を投げている」

2022年2月22日 19時25分
(左から)二階俊博氏と片山さつき氏

(左から)二階俊博氏と片山さつき氏

 自民党の片山さつき元地方創生担当相(参院比例)は22日、二階派から退会を勧告されたことを受け、記者団の取材に応じた。派閥に所属したまま会合に連続して欠席したといった行動を問題視したとみられる二階派の通知に対し、昨年12月に離脱の意思を明確に伝えたと反論。会長の二階俊博元幹事長ら幹部4人は連名で「全くの事実無根だ」と否定するコメントを出し、泥仕合の様相となった。
 片山氏は、昨年12月24日に二階氏と会い、年内いっぱいで退会する意向を伝えたと説明。慰留はなく、その時点で退会が成立したと受け止めたという。「『離れたい』と言っている人の後ろから石を投げている。名誉毀損で人権侵害だ」と二階派の対応を批判した。
 退会理由について、昨年の衆院選の公認調整の結果、二階派幹部が引退を余儀なくされた事例を挙げ「派閥は一緒に戦って守れるのかということが大事だ」と語った。片山氏は夏の参院選で改選を迎える。
 一方、二階氏ら幹部4人はコメントで「片山氏の自己保身的で誤った発信を放置することはできず、厳重に抗議せざるを得ない」とした。(共同)

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