立民・辻元清美氏、今夏の参院選に比例代表での立候補を表明 「特定枠」の適用は否定

2022年1月31日 12時14分
辻元清美氏

辻元清美氏

 立憲民主党の辻元清美前副代表(61)は31日、地元の大阪府高槻市で支援者集会を開き、今年夏の参院選に比例代表として立候補する意向を表明した。「全国の皆さんの声を国政に届けたい。やっぱり黙ってられへん」と述べた。同日中に党本部へ公認を申請する。優先的に当選が決まる「特定枠」の適用は「一切ないと思うし、そんなことしたくない」と集会後、記者団に語った。
 辻元氏は集会で「自民党や公明党、日本維新の会が多数を取れば、小さな声、異論を切り捨てる政治になってしまうのではないか」と主張。「参院選が日本の分かれ道になる。私はそれを阻止するために戦っていきたい」と強調した。
 改選1人区での野党連携について「一本化しないとなかなか勝負にならない。各党それぞれ意見はあるが、乗り越えて1人に絞って戦った方が良い」との考えを記者団に示した。
 辻元氏は1996年衆院選で社民党から立候補し初当選。旧民主党政権で首相補佐官、立民で副代表などを歴任した。党内有数のリベラル系論客として全国的に知名度が高い。昨年の衆院選で大阪10区から出馬したが、維新の新人池下卓氏(46)に敗れ、落選していた。(共同)

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