立憲民主党の枝野代表、辞任意向を表明「新しい代表で参院選を戦ってもらう」

2021年11月2日 13時55分
 立憲民主党の枝野幸男代表は2日の執行役員会で、衆院選の不振を踏まえ、辞任する意向を表明した。政権交代を訴え、大幅な議席上積みを目指したが、公示前の110議席を割る結果となり、責任を取る。「現有議席を下回る大変残念な結果となった。ひとえに私の力不足で、心からおわび申し上げる」と述べた。10日にも召集される特別国会の閉会日に辞任する考えを言明。「新しい代表の下、来年の参院選を戦ってもらう決断をした」と述べた。
 党内からは執行部全体の責任を問う声が出ており、福山哲郎幹事長が引責辞任する考えを示している。小選挙区で与党候補と一騎打ちの構図をつくるため、枝野氏が打ち出した共産党との共闘路線も根本から見直しを迫られる可能性がある。
 枝野氏は「新しい代表の下、新しい体制で参院選、次の政権選択選挙に向かっていかなければならない」とも語った。
 枝野氏は1日、議席減を陳謝した上で、自身の責任に関して「執行役員会までには何らかの考え方を示せると思う」と記者団に説明した。立民最大の支援組織である連合は、選挙戦で共産党と共闘した執行部方針を批判している。(共同)

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