東京・渋谷の若者向けワクチン接種、抽選方式に変更も希望者殺到 1キロ先の原宿駅まで2226人が長蛇の列
2021年8月28日 12時39分
東京都は28日、JR渋谷駅近くの予約不要な新型コロナウイルスの若者向けワクチン接種会場で、300人を抽選で選ぶ方式での運営を始めた。会場の渋谷区立勤労福祉会館には長蛇の列ができ、2226人に抽選券を配布。都は午前9時に予定していた抽選券の配布開始を40分ほど前倒ししたほか、周辺に希望者が殺到して抽選開始が遅れるなど、大きく混乱した。
先着順とした初日の27日も希望者が多く集まって混乱し、方式を急きょ改めていた。抽選結果は無料通信アプリLINE(ライン)かツイッターで通知。354人が当選した。
都の担当者によると、約1キロ離れたJR原宿駅付近まで行列が続いた。ツイッターでは「行ってみたけど、並んでてすさまじかったからやめた」などと、この日の接種を諦めたとの書き込みが見られた。
今回の対象は都内に在住か通勤、通学する16歳から39歳の若い世代。接種券と身分証を提示して米ファイザー製の接種を受ける。
都は若者への接種促進に向け、30日午前10時からは都庁と港区の計3カ所の大規模接種会場での事前予約を受け付ける。(共同)
おすすめ情報