恵比寿ガーデンプレイスの近くにある中華料理店、ちょろり。夏季限定で提供される冷やし中華は、シンプルながら完成度の高い一品だ。具材は定番のモヤシ、キュウリ、錦糸卵に加え、波型にカットされた大きなハムが特徴。
添えられたカラシと紅ショウガの風味が後味をすっきりと整え、刺激が欲しい人には卓上のニンニクと豆板醤(トウバンジャン)で好みの味にカスタマイズもできる。
王道スタイルから変わり種まで、夏の風物詩を味わう
恵比寿ガーデンプレイスの近くにある中華料理店、ちょろり。夏季限定で提供される冷やし中華は、シンプルながら完成度の高い一品だ。具材は定番のモヤシ、キュウリ、錦糸卵に加え、波型にカットされた大きなハムが特徴。
添えられたカラシと紅ショウガの風味が後味をすっきりと整え、刺激が欲しい人には卓上のニンニクと豆板醤(トウバンジャン)で好みの味にカスタマイズもできる。
三鷹にある人気ラーメン店、中華そば みたかの『冷やし中華』は、具材がメンマ、キュウリ、ハムが1枚のみと、とにかくシンプルなのだが、一度食べると何度でも通いたくなってしまう。
魅力はなんといっても麺。ラーメンにも使用される角ばった中太麺は、コシがありながら、歯切れがよく、蕎麦(そば)を思わせる独特の食感。そこに濃いめのしょうゆだれがよく絡むのだ。
職人による打ち立ての麺を使用したラーメンが人気の麺や 七彩の『冷やし中華』は、同店の売りである個性的な太縮れ麺ではなく、あえて細麺を使用した冷製パスタのような美しい一品。トマトが入ったたれは、冷やし中華らしさを残しながら新鮮な感動を与えてくれる。
麺と絡む極細カットのキュウリとダイコン、アクセントのシソ、ミディアムレアのチャーシューなど、具材のバランスも考えられ、夏しか食べられないのが惜しいくらいだ。
自家製麺が人気の麺恋処 いそじでは、一風変わった『冷やし中華』(並、中盛り、大盛り)が食べられる。通常メニューにも使用される魚介豚骨スープをベースにした、ゴマが香る濃厚なたれに加え、麺の上にはシャーベット状の魚介豚骨スープも乗り、冷たさが持続する。
中太の自家製麺は、もっちりした食感ながらするすると入る。トッピングにもオオバ、トマト、ヤングコーンなど、夏らしい野菜が並ぶ。食べ終わった後にスープ割りがあるのも、つけ麺屋ならでは。
コスパの高さに定評のある幡ヶ谷の中華料理店、れんげ食堂。同店の冷やし中華は、たっぷりの麺にカニカマと水菜、ハムが乗ったシンプルなもの。
たれは酸味のあるしょうゆとまろやかなゴマの2種類から選ぶことができる。醤油は京都の高級な白しょうゆを使用しており、さっぱりとしていて香り高い。
世界中のあらゆる料理が楽しめる街、東京。各国料理を食べ歩きするもの楽しいが、各国の食材を扱う専門店を訪ねてみると、そこにはレストランとはまた違う発見がある。
日本語以外の言葉が飛び交う店内で、見たこともないようなスパイスや、パッケージに何が書いてあるか判読できないような調味料を物色しているだけで、お手軽な旅気分が味わえるはず。食材の特徴や使い方を尋ねながら、店のスタッフと話をするのもまた一興。
ここでは、東京都内で比較的アクセスしやすいエリアに特化しつつ、東京の街に溶け込んだディープなエスニック食材店を紹介する。
東京のカレーが今、何度目かのブームを迎えている。コロナ禍の飲食業界不況にもかかわらず、人気店には早朝から客が並び、予約困難店の攻略法をYouTubeで紹介するカレーマニアも登場。スパイスカレー本の専門コーナーがいくつもの大手書店で作られるなど、注目が集まっている。
タイムアウトでもたびたびカレー特集を組んできたが、ここでは定番の欧風やインド、タイカレーは除外。日本人シェフのオリジナルスパイスカレーとアチャール(インドの漬物や付け合わせ)を楽しめる店に絞って紹介する。
いずれも大人気で、朝7時台から行列ができる店や、取り置き予約が30分で完売してしまうなど、ハードルが高い店も多いが、どれも最高の体験ができるだろう。刺激感たっぷりのスパイスカレーは、意外と腹にもたれず、食べ終わると適度な満足感とともに心身がすっきり爽快になる。
国民食とも言えるラーメン。昨今、さまざまな味やスタイルがある中で、猛暑の夏でも極寒の冬でも異様に欲してしまうのが激辛ラーメンではなかろうか。今回は特に「口から火を吹く熱さ」をもたらしてくれる激辛ラーメンを厳選して紹介しよう。チェーン展開で人気の老舗店から話題のニューフェイスまで、胃腸と翌日の代謝管理に気をつけつつ、ぜひ各店の辛さと接してほしい。
カレンダー上は夏の盛りをとっくに過ぎ、秋に入りつつある東京。しかし気温30度を超える日も続き、なかなか暑さが止まらない。ならば夏気分を味わい尽くすべく、辛い食べもので思いっきり汗をかいてはどうだろう。 辛くておいしいものは無数にあるが、手軽なのは万人好みの辛い麺料理。日本のラーメンをあえて除外し、アジアの麺にしぼったら、すべり込みの夏休み感も合わせてさらに楽しめるかもしれない。東京ではアジアだけでも、さまざまな辛い麺が食べられる。中国の四川省発祥だが、日本オリジナルに進化した各種担々麺、唐辛子をたっぷり使った韓国のビビン麺、カレー風味のタイのカオソーイなど……。舌をビリビリしびらせ、汗を流して令和元年の夏を締めてみては。
この担々麺の特徴は、四川料理などに使う花椒(ホアジャオ)や日本の山椒などの香辛料が惜しみなくたっぷりと入っていること。一口すすれば花椒や山椒がビリビリと口内を刺激し、柑橘(かんきつ)系の爽やかな風味がやみつきになることから、リピーターの間で人気を呼んでいる。
ここでは汁あり、汁なしと双方の担々麺を扱う店を紹介するが、いずれのメニューも花椒や山椒の粉末が麺を覆い隠してしまうほどの強者ばかり。『辛さ』や『痺れ』の幅を調整できる店も多いため、自分に合った味を試してみよう。
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