――デビューのきっかけは?
デビューしたのは小学校6年生の頃で、5年生の頃から読んでいた『ラブベリー』の第五回ラブベリーオーディショングランプリで合格して、事務所に所属してお仕事をはじめました。
――そのころはまだ佐賀の地元から通ってお仕事をしていたんですか?
そうですね。小学校6年生から中学校3年生までは飛行機で通っていて、毎回月末は撮影期間で1週間から2週間こっち(東京)で寮に泊まっていました。
――飛行機の移動も当時1人ですか?
はじめは12歳くらいで両親もすごく心配していたので、子ども用のラク乗りサービスみたいな、乗務員さんが案内してくれるサービスをつけてもらっていましたね。
――上京したのはいつ頃ですか?
高校1年生の入学のタイミングで上京しました。

――これまでに印象に残っているお仕事は?
モデルのお仕事も女優のお仕事も全部好きなので、それぞれ違う楽しみがあります。女優のお仕事では毎回違うキャラクターの役を演じさせてもらっていて、以前舞台で『躾』っていう作品に出演して、私の演じた役がDVを受ける女の子だったんですね。やっぱり今までにそういう役を演じたことも無かったし、役に対して考えることも無くて、DVを受ける子の気持ちもわからなかったので真剣に考えました。その時が一番悩んでいたかなぁと思います。だから印象深いですね。
――このお仕事をしていて良かったと思うことは?
ファンの皆さんのメッセージとかファンレターとかもそうですけど、ブログのBBSに「撮影お疲れ様!」とか「Seventeen買ったよ!」とかコメントをくれたりとかして、応援してくれていることがすごく嬉しいですね。
――エネルギーの源がファンの皆さんの声援ということですね。
多分両親とか親戚よりもファンの皆さんが好きですね(笑)。ファンの皆さんが一番好きです!

――『Seventeen』の専属モデルとしてもご活躍ですが、スタイルを保つために行っている事は?
まだまだですが、少しやっています。周りの他のモデルさんを見て、まだまだ自分の体型を「ああしたい」「こうしたい」って思う事や、「もっと良くなろう」っていう意識はあります。マッサージやストレッチは欠かさないようにして、あとは『Seventeen学園祭』とか『TGC』とか大きなイベントが控えているのでプールやジムにいったりしています。基本的には、しっかり食べるけどその分運動してカロリーを消費するようにしています。お肌もダイエットしすぎると荒れてしまうので、ビタミンをしっかり摂ってバランス良い食事を心がけています。
――長くて濃いまつ毛が印象的だったのですが、メイクをするときにこだわっている点はどこですか?
私はメイクよりもスキンケアにこだわる人なので、休みの日はファンデーションはあんまりしないです。気になる所だけコンシーラーで消す位です。まつ毛も皆に「良いね」って言ってもらえるので、しっかりビューラーで上げてマスカラもキレイにつけて、アイラインやシャドーが浮きすぎないようにしています。自分の良さってまつ毛かなぁと思ってチャームポイントとしてこだわっていますね。濃いメイクよりは部分にこだわったメイクが好きです。
――注目しているファッションアイテムは?
セットアップのコーディネートもすごく可愛いと思うんですけど、名探偵チェックっていうか、探偵さんが着ているようなジャケットがすごく欲しくて。秋っぽいし、色も今までには無かったような色だから、新しい風が吹いてきたなぁと思っています。私服はカジュアルなものが多いんですけど、今回の秋はレトロガーリーな感じに挑戦したいと思っていて、マスタード色とかえんじ色とか渋い色を取り入れたいです。
――お買いものはどのようにされますか?(衝動買い?じっくり悩む?)
どちらかと言えば、じっくりタイプなんですけど、「このアイテムは絶対欲しい!」と思ったら買っちゃいます。ファッションは流行よりも自分の感覚を大事にしているので、「これが良い!」と思ったら後先考えないで買っちゃうし、でもそれが実際長く着られたりするので、直感やインスピレーションは大切にしています。
――学業とお仕事の両立が大変だと思いますが、工夫している事等ありますか?
今は全日制じゃなくて通信制の学校に通っているんですけど、やっぱり前は両立できていなくて学校かお仕事かどっちかに偏ってしまっていました。仕事っていつ入ってくるかわからないし、大事な時にテスト勉強出来ていなかったりってなっちゃうじゃないですか。テストが近づいてきていたりすると、仕事の時間を優先して合間に勉強したりとか、ノートも常にカバンの中に入れていたので、移動中に見たりとかですね。基本「根性で乗り切ってやろう!」って思っていましたね。
――体育会系ですね!
結構体育会系です(笑)。もう「なんとかなるさ!」みたいな感じもあったから、両立っていうよりも仕事しようっていう気持ちの方が大きかったですね。

――佐賀県出身とのことで、地元が恋しくなったりする事は?
ありますね。あんまり帰る機会がなくてお正月とかに空いていたら帰る程度なんですけど、実家で「ゆず」と「くるみ」っていう名前のダックスフントを飼っていて、その子たちのことがすごく大好きなんですよ。上京する時もその二匹と離れるのがすごく嫌で、ずっと一緒に居たので寂しかったです。今も両親から電話がかかってくると後ろで鳴き声が聞こえてくると帰りたいなって思っちゃいます。
――佐賀県のオススメスポットや食べ物はありますか?
食べ物は本当に美味しいです!サザエとかイカとか海鮮料理がすごく美味しいし、吉野ヶ里遺跡っていう所があるんですけど、そこも観光スポットですし、有田焼とか伊万里焼とかの焼き物も有名です。海がキレイで自然に恵まれた所ですね。私の実家があるところは周りに何も無くて本当に田舎なんですけど、山とか川とか田んぼが身近にあるし、鴨の親子が近くで泳いでいたり自然と共存している感じですね。
――小さい頃は自然に囲まれて育ったんですね。
野生児です本当に!今は肌白くなったねって言われるんですけど、事務所に所属する前も「自黒だね」って言われるくらい黒くて。今まで日焼けを気にしたことも無かったし、外で遊びまくっていたので冬の寒さにも強いです。半袖短パンですごくやんちゃでしたね。
――東京のお気に入りスポットは?
地元に住んでいた時は買い物スポットが身近に全く無かったのに、東京ってちょっと都心に出たらどこでも買い物が出来るじゃないですか。そういうのって便利だなって思いますし、オフの日とかに散歩に出かけると、いつも見ている風景がいつもと違う雰囲気でゆったり流れている気がして、そういう楽しみ方もハマっています。
――休日に散歩したり、出かけたりする時に変装はしますか?
全くしません。私、気づかれても良いって人なんですよ。
――街で坂田さんを見かけたら話しかけても良いですか?
むしろ嬉しいです!あまり自分を作ったりする事が好きじゃないので、そのまま普通に楽な格好で歩いていたりしますよ。オシャレで眼鏡とかサングラスをする事はありますけどね。