――デビューのきっかけは?
ホリプロタレントスカウトキャラバンを受けたのがきっかけです。
――では、芸能界に憧れがあったんですね。
憧れはあったんですが、具体的には考えていなかったんです(笑)。たまたま、雑誌にオーディションが載っていたので受けてみようかなと。
――受ける前に、誰かにご相談されたり?
いえ、家族に言ったら、絶対に反対されると思ったので言わなかったんですよ。友達にも「オーディション受けるの。」って言うのもなんか・・・(笑)。誰にも言わずに書類だけ送り、通ってから親に言いました。とりあえず、やってみよう!という気持ちで受けたんです。
――それが功を奏してデビューされた訳ですが、今までやってきたお仕事の中で辛かったのは、どんなお仕事ですか?
言い出したらキリがないです(笑)。でも、やっぱり、朝ドラ(NHK『まんてん』)かな。初めてのお芝居の上に主演という大役で、右も左も分からない状態でした。長丁場ですし、最初はシンドかったですよ。

――逆に、やっていてよかったなと思うことは?
ドラマや映画で、自分の姿を観た時はやっていてよかったなと思います。もちろん、観ながら反省することもあるんですけど、画面を観ていると、自分が自分のじゃない瞬間があるんです。それがお芝居の醍醐味だと思いますね。
――先ほども少しお話に出た、NHK朝の連続ドラマ『まんてん』では、ヒロインに大抜擢され、お茶の間の人気を博しましたが、決まった時いかがでしたか?
『まんてん』のヒロインのオーディションがあったんです。実は、『まんてん』の前にもオーディションを受けたんですが全然ダメで(笑)。また、ダメかなと思っていたんですが、今度はトントン拍子で進んでいきました。でも、フタを開けてみて私を選んでくれた理由が分かった気がしたんですよ。それは、台本を読んで初めて気付いたんですが、状況が私と似ていたんです。私は18歳の淡路島出身、まんてんも18歳で屋久島出身。“高校を卒業したら島を出る”という状況も似ていて(笑)。
――撮影はいかがでしたか?
大変でしたねぇ(笑)。大変なんですけど、意地になってくるんですよ。最初に、「連ドラは大変で、絶対体調を崩して一週間は休んだりするんだよね。」と発破を掛けられたんですが、“私は絶対休まない!”って思いました(笑)。だから、ご飯もしっかり食べて、普通は、朝ドラやると体重が減るそうなんですが、私は太っちゃったんです(笑)。朝から、ハンバーグでも大丈夫でしたしね。休憩時間には睡眠も取れましたし・・・。キツイときほど、負けず嫌いなんですよ。