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伊平屋島と野甫島
素朴な自然と、伝統文化が息づく
“てるしの(太陽神)”の島に魅せられて。

更新:2021年12月27日

沖縄本島北部から約80分の船旅を経て、県最北端にある有人島・「伊平屋島(いへやじま)」へ。青い海に緑の山々などの飾らない自然風景、そして昔ながらの集落に住む島人たちが、貴方をやさしく迎え入れてくれるでしょう。海の上にかかる橋の先にある「野甫島(のほじま)」にも足をのばせば、もっとディープな島旅が叶いますよ。

[たびらいセレクション]

南国の美しい色に彩られた伊平屋島で、心洗われる癒しの時間を

南国の美しい色に彩られた伊平屋島で、
心洗われる癒しの時間を

伊平屋島までは、沖縄本島北部にある今帰仁村の運天港からフェリーで出発します。さぁ、期待に胸を躍らせながら、約80分の船旅を楽しみましょう。

多良間島内
古宇利(こうり)大橋を横目に、絵の具を溶かしたようなコバルトブルーの海をどんどん進んでいきます。船酔いが心配な方も、船内のフラットスペースで横になって快適に過ごせますよ。
多良間島内
いよいよ、「てるしの(太陽神)」の島・伊平屋島に到着。前泊港のターミナルには、カフェやレンタカー会社があります。お土産品店にもぜひ立ち寄ってみて。
多良間島内
現地でレンタカーを借りたら、海岸線ドライブを満喫しましょう。防風林の間から見える海の青さに、テンションもアップ!
多良間島内
赤瓦屋根とブーゲンビレアの南国らしいコラボに足を止めて。沖縄に来たんだ!という実感が湧いてきて、何だか嬉しくなりますね。
多良間島内
集落をさんぽしていると、珊瑚を積み上げてできた石垣を発見。5つの集落から成る伊平屋島の中でも、「我喜屋集落」で多く見られます。
八重山遠見台
可愛らしい島の住民も「ようこそニャン」と歓迎してくれているのでしょうか?島ネコたちもまた、のんびりとした時間を過ごしていました。
 
八重山遠見台からの絶景
島のあちこちで飼育されているヤギにも遭遇しました。沖縄では昔からヤギを食す文化があり、島内の一部施設で味わえることも。
 
八重山遠見台からの絶景
「米崎ビーチ」では、ふかふかのホワイトサンドに感動!深いところまで見える透明度の高い海だからこそ、裸眼でも魚の姿を確認できますよ。夜になれば、一転して星空スポットに変わ ります。
八重山遠見台からの絶景
ふと海を眺めていると、島人が投げ網で漁をする姿が。この日は大漁に恵まれたようで、「小魚のミジュンがよく捕れるんだよ」と教えてくれました。
 
八重山遠見台からの絶景
せっかくなら、目の前にある青い海へ飛び込んでみませんか?シュノーケルやダイビング体験で、美しい海中世界を全身で体感して。
 
八重山遠見台からの絶景
ミドリサンゴをはじめとした珊瑚の群生、クマノミやスズメダイの仲間など、色とりどりの魚たちを間近で観察。きっと特別な体験になるはずです。
 

伊平屋島の海を満喫するおすすめアクティビティ

■初心者歓迎!伊平屋ブルーを満喫できる「シュノーケリング」体験/2時間
プランの詳細はこちら

■「スキンダイビング」で伊平屋島の珊瑚の森を身近に観察/2時間
プランの詳細はこちら
島の何気ない風景が宝物に。伊平屋島の隣にある「野甫島」を散策

島の何気ない風景が宝物に。
伊平屋島の隣にある「野甫島」を散策

伊平屋島から渡ってきた野甫大橋と海が見られる「前田の浜」の景色は、まるで絵葉書のよう。午前中には淡い水色がキラキラとまぶしく、午後にはパキッとした濃い青色へ。どちらもとても美しいです。

おしゃべりの風景
前田の浜のすぐ隣にある「野甫港」の防波堤は、フォトジェニックな一枚が撮れると話題です。底抜けに青い空と海を独占した写真は、みんなの目に留まること間違いなし♡
島内の人々と触れ合う風景
防波堤から海面をのぞけば、大きな魚やウミガメが泳ぐ姿を見られるかも!?
地元流の泡盛の飲み方
この日はなんと、お茶目な表情のウミガメを5匹も発見。「前田の浜」はウミガメの出没が高いうえ、沖縄屈指の透明度&海底が白砂のため、意外と簡単に見つけることができるんですよ。
ぱなぱんびん
野甫島唯一の観光施設「世界塩の博物館 ソルトクルーズ」では、ちょっとマニアックな観光を楽しめます。
たらまんぼー
こちらの私設博物館は、世界中を回り塩の魅力にハマった松宮さん夫妻が営んでいます。松宮さんは、これまで自作でこの建物や塩づくりの機材を作成してきたのだとか。別の場所には自分の工場も持っているそうですよ。
 
おしゃべりの風景
塩の結晶に関する模型や実際に出来上がった塩など、館内に所狭しと並んだ展示に興味津々に見入ってしまいます。
おしゃべりの風景
世界の塩を求めて旅歩いた際の写真やエピソードを綴った冊子「えんむすび」も置いています。「この本を見ながら世界を旅した気分になって」と、松宮さんが笑顔で話します。
おしゃべりの風景
松宮さんが作った塩「塩夢寿美(えんむすび)」や塩を作る工程で出てくるにがりの展示販売も行っています。苦味・酸味・辛味の3つの要素を満たした特別な塩は、どんな料理にも合うのでぜひお土産にいかが?

世界塩の博物館 ソルトクルーズ

【住所】沖縄県島尻郡伊平屋村野甫396-1
【電話番号(問い合わせ)】0980-46-2180
公式サイトはこちら
おしゃべりの風景
のどかな時間が流れる小さな集落。何があるわけでもないけれど、ここにいると、なぜだかやさしい気持ちになれる。そんな不思議な魅力が、ここにはあります。
おしゃべりの風景
「野甫島展望台」もまた、野甫島散策で欠かせない目的地のひとつです。実は降りる所に滑り台がついていて、遊び心を感じますね。
 
おしゃべりの風景
展望台から大パノラマの絶景を見渡せます。青のグラデーションを描く海は、何度見てもため息が出てしまうほど綺麗。手持ちのカメラはもちろん、心にも焼き付けて持って帰りたい島景色は、旅のかけがえのない思い出になることでしょう。
  
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通も必見。伊平屋島と野甫島の観光スポット6選

  • クマヤ洞窟|伊平屋島

    クマヤ洞窟|伊平屋島

    県指定天然記念物。天照大神(あまてらすおおかみ)にまつわる天岩戸(あまのいわと)伝説が残る最南端の地として知られる洞窟です。入口はまるで岩で塞がれているかのように狭くなっており、そこから中に入ると、現実社会と遮断されたような独特な雰囲気が漂います。洞窟内に差し込む光も神々しく感じられることでしょう。

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  • 伊平屋村歴史民俗資料館|伊平屋島

    伊平屋村歴史民俗資料館|伊平屋島

    村の歴史や人々の暮らしを伝える資料館。琉球王国成立以前からの島の歴史神話をはじめ、貝塚時代の遺跡や出土品、今も大切に行われている年中行事のシヌグやウンジャミ、豊年祭など、戦前戦後の伊平屋村の様子などをわかりやすく展示しています。ここに来れば、伊平屋の歴史と文化にじっくり触れることができるはずです。

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  • 念頭平松公園|伊平屋島

    念頭平松公園|伊平屋島

    日傘を張ったような大きな枝が広がる琉球松は、国の特別天然記念物に指定されています。樹齢はおよそ300年と言われ、沖縄県の2大名松に数えられます。力強さが感じられる美しい佇まいから、1990年には日本の「銘木100選」にも選定。周辺一帯が「念頭平松公園」として整備され、島民の憩いの場となっています。

  • 久葉山(くばやま)|伊平屋島

    久葉山(くばやま)|伊平屋島

    見事なクバ(ビロウの木)林に覆われた山で、県指定天然記念物。「クマヤ海岸」からは白い砂浜・青い空と海に、目にしみる緑のクバ林という贅沢なコントラストを一望。早起きすれば朝日に染まる橙色の空と久葉山のシルエットを同時に見られますよ。姫ハブが多いエリアなので、むやみに草むらに入らないようにしましょう。

  • 無蔵水(んぞみじ)|伊平屋島

    無蔵水(んぞみじ)|伊平屋島

    ロマンチックな言い伝えがある岩。小舟で海へ釣りに出た夫の帰りを信じて、村一番の美人だった妻は夫が消えた沖合の見える大岩の上で帰りを待ったそう。その岩にある深さ50センチ(最大満水時)の不思議とかれない水たまりが無蔵水です。愛をからさず待ち続けた数年後、夫は島に戻り、夫婦は仲良く暮らしたそうですよ。

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  • 野甫島展望台|野甫島

    野甫島展望台|野甫島

    野甫島一番の絶景スポット。眼下には野甫集落をはじめ、伊平屋島、具志川島、伊是名島までを見渡すことができます。満潮時刻は青い海のグラデーションがさらに際立ち、最高の景色に出会えます。展望台には降りる専用の滑り台があり、遊び心もたっぷり。道中に目印がないので、地図アプリなどを活用しながら向かってみて。

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それぞれの青色に感激! 2島のおすすめビーチ3選

  • 米崎(よねざき)ビーチ|伊平屋島

    米崎(よねざき)ビーチ|伊平屋島

    伊平屋島の南端、米岬に向かう左右にあるのがこちらのビーチ。お隣りの野甫(のほ)島へ続く野甫大橋のふもとに広がり、エメラルドグリーンに輝く遠浅の海は透明度抜群です。真っ白な砂浜が美しい天然ビーチが延々と続くほか、モクマオウの林の間には設備の整ったキャンプ場もあり、アウトドア体験を存分に楽しめますよ。

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  • 前田の浜|野甫島

    前田の浜|野甫島

    野甫大橋を渡り切った袂にあるビーチは、透き通った穏やかな海と白砂に魅了されるはず。高確率でウミガメが現れるポイントなので、じっと待てば、水面からひょっこり顔を出して息継ぎする瞬間を見られるかもしれませんよ。また、防波堤は写真映えスポットとしても人気です。ぜひSNSで目を引く一枚を狙ってみては?

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  • ジューマ海岸|野甫島

    ジューマ海岸|野甫島

    ひと気がなく、青の絶景をひとり占め感覚で堪能できる穴場スポットです。砂浜に腰をおろして、波や風の音にゆっくりと耳を傾けて過ごせます。向かいには通称・フライパン島と呼ばれる無人島があり、干潮時に歩いて行くことも可能です。道幅が狭く、車で入ると草むらで車に傷がつく恐れがあるため、徒歩で入るのがベター。

伊平屋島で生き続ける年中行事&人気イベント3選

  • 田名(だな)のウンジャミ

    田名(だな)のウンジャミ

    「ウンジャミ」とは旧暦の7月に沖縄県名護(なご)以北で行われる海神祭のことで、地域によっては、ウンガミ、ウンダミ、ウフユミとも呼ばれています。古来から続くこの祭りでは島の繁栄や平和をもたらす神様を丁重に迎え、白装束に身を包んだ神女たちが歌い踊り、神々に豊漁や豊作、海の安全や航海の無事を祈願します。

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  • 伊平屋ムーンライトマラソン

    伊平屋ムーンライトマラソン

    毎年10月中旬頃に伊平屋島で開催。島全体がコースとなっており、集落の田園風景やクマヤ洞窟、灯台付近、野甫島周辺の美しい海を眺めながら走ることができます。時間帯ごとの景観を楽しめるほか、月や星々を綺麗に眺められるのは、人工の灯りが少ない離島だからこそ。島民の温かいもてなしや応援もランナーに好評です。

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  • 我喜屋(がきや)大綱引き

    我喜屋(がきや)大綱引き

    収穫への感謝と豊年祈願を願い、地元産のワラで作った大綱を東西で引き合う夏の伝統行事。旧暦の6月25日の夕暮れ時にたいまつに火が付けられ、雄綱と雌綱がカヌチ棒で結合されると綱引きが開始。3本勝負で2本取った方が勝ちとなり、沖縄相撲やカラオケ大会も催され、大いに盛り上がります。観光客も参加できますよ。

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今、この宿、見られてます

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