10月の沖縄の気候と服装
海遊びのラストシーズン

2017年10月の天気を振り返ってみると、珍しく台風が上陸したこともあり雨模様の日も。とはいえ、月を通してみると晴れ間が多く比較的落ち着いた天候。涼しくカラッとしていて、観光に最適なシーズンです。

2017年10月の沖縄の天気カレンダーを見てみましょう。例年は台風のシーズンは去り、比較的に穏やかな気候で過ごしやすくなります。気温は中旬頃までは28℃前後あるので、まだまだ海水浴を楽しめます。ただし下旬は25℃以下になることも多く、寒く感じることも。また、多くの海水浴場での遊泳期間は10月末までということもあり、海遊びのラストチャンスになります。旅行代金は、連休を除けばハイシーズンに比べてだいぶ安くなるので、格安旅行をしたい方にもぴったりの時期です。
マリンアクティビティ以外の10月の遊び方では、イベントやお祭りへの参加もおすすめです。全長200メートルの大綱を1万5000人が引き合う、沖縄の一大イベント「那覇大綱挽」や、花火で盛り上がりを見せる「浦添てだこ祭り」など、誰でも参加できる催しが目白押し。珍しいお土産を探すなら「沖縄産業まつり」へ。県内各地からさまざまな企業が集まり多彩な県産品を販売します。このようなイベント目当てに、旅の日程を組んでもいいですね。

10月の沖縄の平均気温は約25.2℃。
全国的に比較すると気温は高めで、海水浴のラストチャンス。日中も過ごしやすく観光に最適なシーズン到来です。

10月の平均気温は25.2℃、最高気温は27.9℃。30℃を超える日はほとんどなくなり、快適に過ごせる日が続きます。朝晩の気温は下がり、ようやく熱帯夜から解放されます。その代わりに肌寒く感じる日が増え始めるので、朝や夜に外出する際には、薄手の上着を一枚を常備しておくと安心です。また、25.2℃という平均気温からもわかるように、10月は海水浴を楽しめるラストシーズンといえます。秋の気配を感じる清々しい天気の中、快適にマリンアクティビティを楽しんでくださいね。

夏の時期を過ぎた10月の紫外線は、落ち付きを見せますが、海遊びや散策の際はしっかり日除け対策を。

真夏の沖縄は強烈な日差しで、紫外線量が多い日が続きますが、10月ともなるとだいぶ落ち着きます。とはいえ、全国と比較すると依然高めで、札幌の8月とほぼ同量です。特に海では油断すると火傷状態に。日中外出する際は、日焼け止めや日傘、帽子を忘れずに。

9月を境目に、台風の発生率は落ち着きます。10月は、台風が発生する年もあるものの、確率はぐんと下がりそう。

年間で発生する台風は25個、26個といわれており、そのうちの7個、8個は沖縄に接近しますが、台風の遭遇率は9月を境目に落ち付きます。10月は台風の発生率は下がりますが、まれに発生してしまうことも。
もし沖縄滞在中に台風に遭遇してしまった場合は、無理に宿泊先から出るのは控えましょう。台風が通過した後は吹き返しの風が強くなるため、外出時には十分気を付けましょう。また、海況が落ち着くまでに数日かかるため、船の離島便など欠航が長引く場合もあるので注意を。
また、万一台風に遭遇してしまった場合に備えて、台風保険付きのツアーもあるので、心配な方はそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

台風シーズンが去った10月の降水確率は、年間で比較すると低め。全国と比較してもカラッとした陽気が見込めます。

10月の沖縄の降水量を見てみましょう。「秋の長雨」と言われるように、10月は全国的に雨がよく降る時期ですが、沖縄は例外です。台風発生率の高い夏期を過ぎると、降水量は東京に比べてもかなり少なくなります。ただし、時折台風が直撃する年もあるので、旅行の際は天気予報のチェックはこまめに。また突然のスコールに見舞われることは多々あるので、折り畳み傘の持参をおすすめします。

ジメジメと湿度の高いイメージのある沖縄ですが、この時期は比較的カラッと過ごしやすくなります。

沖縄は海に囲まれているため、年間を通して湿度は高くジメジメした感覚が続きますが、真夏を過ぎた10月にもなると、梅雨時期や夏期に比べてかなりカラッと過ごしやすくなります。年間でみると10月から2月頃まで湿度は低めで、体感温度も低くなります。