九州の元気を、現地から紹介する
大分県の飯田高原にある長者原(ちょうじゃばる)を、九州の現地記者が訪れた。
九重連山や久住山の登山の玄関口としてにぎわう長者原は、大分自動車道九重インターチェンジから約35分、湯布院インターチェンジからは約50分の位置にある。久住山麓で遊ぶには非常に便利な立地だが、地震の影響で登山客はまばらにいる程度だ。
「例年のこの時期は毎日満室なんですが、今年はほとんどがキャンセル。登山道にも特に地震の影響はないんですが、やはり大自然の中なので、慎重になるんでしょうね……」と嘆くのは、法華院温泉山荘の甲斐さん。「今からがベストシーズンなので、美しい花と緑を見にきてほしいです」
一方で、アウトドア用品メーカー「モンベル(mont-bell)」の倉敷店で働く上西さんは、登山目的で現地を訪れていた一人。「中国地方でも人気の九重連山に、いつか行ってみたいと思っていました。大丈夫と信じて、行くなら今かなと思い立って、昨日の夜に車で来ました。予想を遥かに上回る素晴らしい山」と嬉しそうに語ってくれた。