【湯河原町】江戸時代から続く伝統行事「湯かけまつり」開催

神奈川|【更新日】2024年4月15日

【湯河原町】江戸時代から続く伝統行事「湯かけまつり」開催

湯かけまつりは、神奈川県湯河原町で毎年5月下旬頃に行われるお祭りです。

沿道には温泉の「湯」が入った1000個の樽と湯桶約5000個が用意されており、全部で約60トンものお湯を観客それぞれが思いのままに、神輿めがけて勢いよく浴びせかけるという豪快さが名物!

あっという間に担ぎ手はもちろん、観客も全身びっしょりですが、皆、笑顔と歓声で盛り上がります。

目次

神輿が「湯」を浴びながら温泉街を練り歩く

湯河原町湯かけまつり2

「湯かけまつり」は江戸時代、当地の湯の効能が高いことから、大名や御用邸に献上した古事が始まりとされています。

献上する際の献湯神輿の出発の時、道中の安全を祈願して湯をかけることで御祓(おはらい)をする儀式を現代で再現。

徳川時代を起源とする湯河原の代表的なお祭りとして、今も大々的に開催されています。

どっこいそーりゃの掛け声にあわせて

湯河原町湯かけまつり3

お神輿を担ぐ時の掛け声といえば、「わっしょい」が一般的ですが、こちらは「どっこい」というかけ声。

担ぎ手たちの「どっこいどっこいそーりゃー!!」というかけ声が一体感を生み出しています。

時折歌われる勘句(じんく)と呼ばれる民謡の声が合わさった中にいると、日常にはない不思議な世界へ引き込まれていきます。

大迫力のフィナーレは必見!

湯河原町湯かけまつり4

町立湯河原美術館から泉公園までの道のりを神輿が「湯」をかけられながら移動します。

メイン会場となる万葉公園入口広場と、フィナーレ会場の泉公園では、神輿が勘句にあわせて会場内を練り歩くなか、盛大に「湯」がかけられ、祭りは最高潮の盛り上がりをみせます。

江戸時代から続く伝統のお祭りにぜひ足を運んでみては。

イベント情報

  • 【住所】

    スタート地点:町立湯河原美術館(神奈川県足柄下郡湯河原町宮上623-1)
    終了地点:泉公園 (静岡県熱海市泉字塩坪72-1外)
    神輿パレード区間:町立湯河原美術館~泉公園

    【開催期間】令和6年(2024)5月25日(土)

    【開催時間】19時30分〜21時

    【料金】無料

    【駐車場】なし

    【アクセス】JR湯河原駅→バス10分、バス停:落合橋下車、徒歩すぐ

    【公式サイト】https://www.yugawara.or.jp/event/972/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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