リフトで絶景の中を空中散歩ができる大室山。空から伊豆の絶景を楽しもう
静岡|【更新日】2023年4月9日
伊豆に住む人がランドマークとして思い浮かべることも多い「大室山」。さほど高さはありませんが、お椀を被せたような形の山頂では360度の絶景が楽しめます。
最寄りの伊豆高原駅からも車で10分とアクセスも抜群、山頂までの交通手段はなんとリフト!今回は手軽に登山が楽しめる大室山の魅力をご紹介します。
目次
リフトに乗って楽々登山。手軽に絶景が楽しめる「大室山」
車を降りたらそのままリフトで頂上へ。100歩でいける抜群のアクセス
大室山の頂上へはリフトに乗って登ります。駐車場から歩いてすぐの場所にリフト乗り場があるため、車で向かえばほとんど歩くことなく頂上へ。
リフトは、体重15キロ以下、体高45㎝以下のペットと一緒に乗ることも可能です。
リフトに乗って空中散歩のスタート!
リフトに乗ったら、いよいよ空中散歩がスタートです!
リフトの高さ自体はさほどありませんが、急斜面を登っていくので振り返ると伊豆、伊東の景色が一望でき、まるで空に上がっていくような気分が味わえます。
リフトに揺られながら少しずつ変わっていく風景も見所のひとつですよ。
降りぎわの記念写真はニッコリと
リフトが山頂に近づくと記念撮影のカメラがあります。カメラからはお兄さんの軽妙なトークが聞こえてきますので、マスクを外してニッコリ笑ってみましょう。
雄大な風景をバックにした写真は、山頂でプリントとして購入することができます。
噴火口をの遊歩道をゆっくりとめぐろう
1周約1キロの火口を歩く「お鉢巡り」
山頂にはかつての噴火口があり、その周りを歩くことができます。お鉢巡りと呼ばれるこのコースは全長約1キロ、絶景の中を散歩が楽しめます。
道もなだらかで舗装されていますので軽装で歩けますが、山頂はやや気温が下がるため寒さが気になる場合は上着を1枚多く持っていった方がよいでしょう。
県外の景色を見渡せる全方位ビューポイント
大室山は円形の火口で視界を遮るものがないので、360度の景観を楽しむことができます。
東は遠く房総半島、南には海に浮かぶ伊豆七島、西は雄大な南アルプス、そして北には富士山の姿が。
日中も美しいですが、夕暮れ時の風景もまた格別です。
独特な地形が織りなす雲の上の散歩
大室山は急斜面なので山肌が視界に入りません。そのためお鉢巡りでは、海側では海上散歩しているような、また山側では空中を歩いているような気分になれる点が魅力。
大室山の標高は大体わた雲と同じ高さなので、流れる雲が街の上を行くファンタジックな光景も楽しめます。
山頂は野草の宝庫
大室山は草山で、足元に目をやるとたくさんの草花が生えています。
取材を実施した11月は桔梗、ゲンノショウコ、シラヤマギク、ススキなど多くの秋の植物を観察することができました。
季節によってその光景も一変するので、その時々の美しさが楽しめる点が魅力。また毎年2月には枯れ草を焼く山焼きが行われ、地元の方を中心に人気の行事となっています。
周辺のおすすめ宿
見逃せない大室山グルメ
頂上では絶景&お団子で大満足
大室山のグルメは山頂でも楽しめます。リフトを降りた左手に売店とお土産物店があり、ソフトクリームや地元産の牛乳、軽食などを販売しています。
おすすめは思わず「カワイー!」と叫んでしまうような名物「三福だんご」。
本場の味を楽しめる、麓のうどん屋さん「おおむろ軽食堂」
リフト乗り場手前にあるうどん店「おおむろ軽食堂」。軽食堂と書いてありますが、中は木材を使ったシックでおしゃれなお店です。
地産の食材を使った健康的なメニューが並び、味も抜群です。ランチは全て前菜、メイン、デザートがついて千円台前半と価格も良心的です。
手軽なのに満足感の高い大室山観光
大室山周辺には伊豆ぐらんぱる公園やシャボテン公園など観光施設もあり、その合間に大室山に登るといった気軽な楽しみ方ができます。
それでいて眺望やグルメも含め、お値段以上の価値が感じられる大室山。伊豆高原を観光する際は、ぜひプランに入れてみてくださいね。
大室山へのアクセス
- 【住所】
静岡県伊東市池 672-2
【駐車場】 500台
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。