桃色のトンネルをくぐる！河津桜まつりの絶景と見どころをご紹介
静岡｜【更新日】2023年3月20日
色鮮やかな桃色の花が咲く河津桜。
早春を告げる季節のニュースとして、「河津桜まつり」の賑わいを目にしたことがある方もいらっしゃるのでは？
今回は広い花まつり会場が満喫できる、河津桜まつりの特徴や見どころをご紹介します。
目次
一足先に春爛漫！早咲きの河津桜まつり
河津町を代表する春の観光スポット
海と山に囲まれている河津町。春の時期には必ずといっていいほど各メディアで河津桜が紹介されることから、河津桜が咲く時期には多くの観光客が訪れます。
河津川沿いに約850本の桜が植えられているほか、全体で8000本もの桜の木があり見ごたえあるお花見スポットです。
河津桜はどういう桜？開花期間にも特徴あり
河津桜は代表的な桜のソメイヨシノと形は似ていますが、色が濃く1ヶ月ほど先に開花します。
咲き始めは2月上旬から中旬の頃など年によって差があるので、2月を中心に開催される河津桜まつりは3月上旬まで伸びることも。
また、桜の花びらが散るという枯れ方ではないため、桜吹雪のような現象はあまり見られません。
満開を過ぎた後は花びらが色褪せ葉っぱが出てきますが、見頃の時期も10日間ほどと長い期間楽しめますよ。
桜並木は約3キロ！駅から海側の散策スポット
駅を降りたらすぐ河津桜並木がスタート
河津駅周辺の土手にも桜並木が続いているので、電車で来られる場合には駅を出たらすぐ華やかな気分に！河津川へ向かう道のりには屋台も出ていて気分が上がります。
時々電車が通るので、菜の花と桜をセットに被写体に収めようとカメラマンが待ち構えている風景も見られますよ。
見事な桜のトンネル！一番活気のある館橋付近
駅から一番近い館橋（やかたばし）から海側は桜が両側に植えられている遊歩道となっています。覆いかぶさるように河津桜の枝が伸び、桜のトンネルのように見えて素晴らしい景観です！
見頃の時期の日中は多くの観光客が押し寄せるスポットなので、早朝の散策をおすすめします。
少し離れて見る、海まで繋がる桜並木
館橋を渡った先を降り、対岸の桜のトンネルを眺めた先には海があります。
ここからの眺めも絶景です！見渡す先は桜の層が厚く色鮮やかなので、伊豆の山々を背景に写真を撮るのも楽しいひとときです。
こちら側はそれほど混雑しないため、のんびりとした気持ちで桜の散策ができるでしょう。
周辺のおすすめ宿
川の上流に向かう散策スポット
桜並木がより華やかに！菜の花ロード
館橋より川の上流の方へしばらく歩くと、菜の花が植えられている区画が続きます。
このあたりは屋台や出店も続き、お手洗いなどを備えた活気ある広場も。出店には果物や干物など、河津の特産品も並んでいますよ。
広場から少し離れた先には、直売所や案内所のある河津桜観光交流館があります。施設には大型バスの駐車場も隣接していて、多くの観光客が集まっているポイントでもあります。
橋から眺める川辺の様子も見事！
菜の花ロードを抜けた先にある来宮橋（くるみやばし）から眺めると、川が少し蛇行している景色が見られます。わりと直線の道が多かった河津川も、ここから山間に入るにしたがって景観の変化を感じることができるでしょう。
川幅が広い場所では川辺へ降りる階段があるので、桜並木を下から見上げることができますよ。
河津桜はこの木から広がった！原木を訪ねる
河津桜のなりたちは、民家の庭先で育てていたものが新種と判明し、1974年に河津桜と命名されたことから始まります。
歴史はまだ新しい桜ですが美しく咲く事で有名になり、この原木から町全体、さらには全国各地へと広がり植樹されました。
貴重な原木は今でも民家の玄関口に植わっています。
多くの観光客が訪れますが、交通量が多い道路沿いにある個人宅なので、迷惑にならないように注意も必要なスポットです。
混雑を避けて河津桜まつりを満喫しよう！
河津桜の並木は駅からも近く、見頃の時期には大勢の観光客が押し寄せます。
河津町内では期間限定で駐車場となるスペースもありますが、アクセス良い場所は午前中には埋まってしまうほど。駅や広場にあるお手洗いなども、昼以降は数十分並ぶ大行列です。
見頃の時期でも平日の早い時間は快適に散策できるので、河津町近くに宿泊して早朝のお花見散歩を楽しむのも良いですよ。
河津桜まつりへのアクセス
- 【住所】
静岡県賀茂郡河津町浜７９−４
伊豆急行伊豆急行線 河津駅より徒歩約3分
【駐車場】
・日中 8：30～17：00・・・1台/1,000円
・夜間 18：00～21：00・・・1台/200円
※駐車場は駅周辺から広く分布し、河津桜まつり期間は日中一律1,000円
【公式サイト】https://kawazuzakura.jp/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
