ゴーヤーチャンプルー

【沖縄料理25選♪】沖縄を代表する料理から家庭料理・スイーツまで一挙紹介

更新:2023/08/22

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沖縄県は、独自の食文化があることでも知られています。今や全国的に定番となっている料理はもちろん、琉球王朝からの伝統的な料理、南国ならではの食材を使った料理は数多くあります。沖縄の魅力がぎっしり詰まった沖縄料理を紹介します。

【沖縄といえばこれ!】東京でも食べられている代表的な沖縄料理5選

ゴーヤーチャンプルー

ゴーヤーチャンプルー
©沖縄観光コンベンションビューロー

「ゴーヤーチャンプルー」は、沖縄県の郷土料理の定番ともいえるほど知名度のある料理です。

チャンプルーは沖縄の方言で「ごちゃまぜ」という意味で、その名の通り、ゴーヤー、豆腐、卵、豚肉などを炒めた料理です。

ゴーヤーは「夏野菜の王様」といわれる食材で、ビタミンCが豊富に含まれています。また、ゴーヤーの独特の苦味は、食欲増進効果もあります。卵と豆腐が入りマイルドになることで食べやすく、夏バテ防止としても親しまれているメニューです。

都内でおいしいゴーヤーチャンプルーを食べるなら「琉球料理みやらび」がおすすめ。オーソドックスなゴーヤーチャンプルーをはじめ、沖縄のお麩が入った「ふーちゃんぷるー」など、メニューが豊富。

 

タコライス

タコライス
©沖縄観光コンベンションビューロー

人気メニューとしてポピュラーな「タコライス」は、実は沖縄発祥の料理。メキシコ料理のタコスと日本の主食であるご飯を一緒に食べるという、沖縄の「ごちゃまぜ」文化から誕生しました。

戦後、米軍の若い兵士のお腹を満たすために発案された料理で、ご飯、チーズ、ミート、レタス、トマトなどをサルサソースで味付けしたボリューミーで栄養も豊富な料理です。ピリ辛、甘味ソースなどで独自の味付けをするお店も増えています。

オリジナリティ溢れるタコライスが味わえるお店が「HANABAR」。食べられる花であるエディブルフラワーを使用した、インスタ映えする華やかなタコライスが人気です。

 

ニンジンシリシリ

ニンジンシリシリ

「シリシリ」とは、沖縄の方言で「すりおろす」の意味で、「ニンジンシリシリ」とは、細く千切りしたニンジンと卵、コンビーフなどの食材を一緒に炒めた料理です。

料理工程も簡単で、ニンジンと卵があれば作れる手軽さから沖縄でポピュラーな家庭料理となっています。温めることで甘さが増したニンジンと卵の相性は抜群!

シリシリ料理は、ニンジンだけでなく、ゴーヤーやリンゴ、じゃがいもなどを千切りにした料理もあります。

ニンジンシリシリでおすすめなのが「琉球酒場」です。ニンジンたっぷりでシンプルな沖縄の家庭料理であるニンジンシリシリが味わえます。

 

沖縄そば(ソーキソバ)

沖縄そば
©沖縄観光コンベンションビューロー

「沖縄そば」は、普通のそばとは違い、小麦粉でできた麺に、豚骨や鰹節の出汁などを用いた料理です。沖縄そばの起源は、琉球王朝時代に中国から伝えられたといわれています。

そんな沖縄そばの具としてポピュラーなのが、味付けしたスペアリブ。沖縄の方言でスペアリブを「ソーキ」といい、それが「ソーキソバ」の名称となりました。

沖縄そばは、地域によって独自のアレンジがされており、麺の太さや味付けがそれぞれ異なる特徴があります。

沖縄そばでおすすめなお店が「琉球ぼうず」です。豚骨ベースの特性スープに、大きめなスペアリブが魅力。締めとしても人気の逸品です!

 

ラフテー

ラフテー

「ラフテー」は、豚のバラ肉を泡盛、醤油、だし汁と砂糖でじっくり煮込んだ料理です。元は中国料理のトンポーローの技法を取り入れて作られた琉球王朝時代の宮廷料理の一品でした。

泡盛を使っているため、豚肉はお箸で切れるほど柔らかく、トロっとした状態に!

じっくりと煮込むことで、余分な脂質が抑えられているため、肉汁がこってりな見た目とは裏腹に、食べるとあっさりした味わいが特徴です。

沖縄料理店「taachi (ターチ)」では、琉球ロイヤルポークを使い、泡盛でじっくり煮込んだラフテーがおすすめ。おまんじゅうに挟んで食べることもできます。


 

【麺】沖縄の麺料理2選

八重山そば

八重山そば

「八重山そば」は、そばと名が付くもののそば粉は使用せず、小麦粉で作られた八重山地方の麺です。茹で上がりに油を絡め、ラーメンのような見た目になっています。

縮れがなく細いストレート麺で、トッピングには、かまぼこと細切りの豚肉が盛られているのが特徴。ほんのり甘みのあるスープであっさりと食べやすい味わいです。

地元では、ピパーツという島コショウをかけ、味変を楽しみながら食べています。

 

ソーミンチャンプルー

ソーミンチャンプルー
©沖縄観光コンベンションビューロー

沖縄のチャンプルー料理の1つである「ソーミンチャンプルー」。「ソーミン」とは、沖縄の方言で「素麺」のことをいいます。

本土での素麺は、茹でた麺をつゆにつけて食べるのが一般的ですが、沖縄では、硬めに茹でた麺を野菜などの具材と一緒に炒めて食べるのがポピュラー。

にんじん、にら、ねぎ、ゴーヤー、ツナ缶など、家庭によって入れる具材は様々でアレンジレシピも多数公開されています。

 



【豆腐】沖縄で親しまれるヘルシーな豆腐料理4選

ジーマーミ豆腐

ジーマーミ豆腐
©沖縄観光コンベンションビューロー

「ジーマーミ」とは、沖縄の方言で「落花生」を意味します。つまり、「ジーマーミ豆腐」とは落花生でできた豆腐のこと。大豆やにがりを使わず、落花生をすりつぶし芋くずで固めた沖縄の郷土料理です。

みたらし団子のような甘めのタレを付けるのがオーソドックスな食べ方。豆腐にはないもっちり食感と、落花生の風味がおかずというよりもまるでスイーツのよう。要冷蔵商品で販売されており、沖縄土産としても人気です。

 

豆腐よう

豆腐よう
©沖縄観光コンベンションビューロー

色鮮やかな赤色の見た目が特徴的で、琉球王朝時代から珍味として伝わる一品が「豆腐よう」です。島豆腐を米麹、紅麹、泡盛で半年間じっくり自然発酵させた食品で、塩辛くコクのある味わいが特徴。チーズやウニに近い、滑らかな口触りがやみつきになります。

一気に食べるとしょっぱいため、爪楊枝などでちびちびと食べるのが一般的です。栄養価が高いため、古くから滋養食としても用いられている一品です。

 

ゆし豆腐

ゆし豆腐
©沖縄観光コンベンションビューロー

「ゆし豆腐」は、豆乳ににがりを加えた、固まる手前のふわっとした状態の豆腐です。ゆし豆腐に使われる豆乳は、水でふやかした大豆を絞ってできているため、濃厚な味わいが特徴。豆乳を固める際、にがりとともに塩も加えるため、塩味が大豆の旨味を引き立て、そのままでも十分おいしく食べられます。

様々なアレンジメニューがありますが、熱いかつお出汁をかけて、塩や醤油で食べたり、味噌汁の中に入れたりして食べられています。

 

スクガラス豆腐

スクガラス豆腐
©沖縄観光コンベンションビューロー

「スクガラス豆腐」は、塩づけにしたアイゴの稚魚を、島豆腐の上に並べた郷土料理のこと。沖縄の方言で、スクは「アイゴ」、ガラスは「塩づけ」という意味で、沖縄では古くから塩漬けしたアイゴの稚魚は保存食として用いられてきました。

アイゴは、ビンの中で約1年をかけてじっくりと発酵させることで、独特の旨味が生まれます。アイゴの塩辛さと、島豆腐のマイルドで濃厚な味わいを合わせることで絶妙なバランスの一品に仕上がります。

 

【肉】沖縄の豚・山羊料理4選

テビチ

テビチ
©沖縄観光コンベンションビューロー

「テビチ」は、沖縄の代表的な郷土料理で「豚足の煮付け」のことをいいます。琉球王朝時代に中国から伝えられた伝統料理として親しまれてきました。

じっくりと煮込むことで、全体が柔らかくなり、皮に含まれている豊富なコラーゲンが固まるため、プルプル食感に。このコラーゲンが、美肌効果をもたらすため、美容食としても高い人気を誇っています。

煮付け以外にも、塩焼き、唐揚げ、おでんの具材としてなど幅広く用いられています。

 

アンダンスー(油味噌)

アンダンスー(油味噌)
©沖縄観光コンベンションビューロー

沖縄の家庭料理で欠かせない「アンダンスー」。アンは「油」、ンスーは「味噌」のことで、豚肉の油と味噌を合わせた調味料のことをいいます。

豚肉の油といっても、使うのは油だけでなく、細かく刻んだ豚肉、砂糖、味噌を入れて炒めているため、ご飯のお供として食べられたり、おにぎりの具材として用いられたりするのが一般的です。

料理の追加の一味にも使えるため、作り置き品の定番。味付けはそれぞれの家庭によっても異なり、沖縄の「おふくろの味」としても知られています。

 

ミミガー

ミミガー
©沖縄観光コンベンションビューロー

「ミミガー」とは、沖縄の定番郷土料理の1つで豚の耳のことです。一般的には茹でたり、蒸したりした豚の耳を細切りにして、和え物として食べられています。

味付けは、シンプルな塩コショウのほか、酢、ポン酢のあっさりしたものがありますが、伝統的なのはピーナッツバター、味噌、砂糖で味付けしたものです。

軟骨にはコラーゲンが豊富に含まれているため、美容にも効果的。コリコリした軟骨の歯ごたえに、やみつきになる人続出です。

 

ヒージャー

ヒージャー
©沖縄観光コンベンションビューロー

沖縄の方言で「ヒージャー」とは「ヒゲのある動物」という意味で、食用の山羊のことをいいます。山羊は、お祝いごとなどで出される貴重な食材とされており、赤身が多く、高タンパク低脂肪で、栄養価も高いことから滋養強壮の食材としても大切にされてきました。

山羊は独特な臭みがあるため、ヨモギや生姜をたっぷり入れることで臭みを消してから、塩味で食べることが一般的。山羊汁として食べられることもあります。

 



【魚・海藻】沖縄を代表する海の幸2選

海ぶどう

海ぶどう
©沖縄観光コンベンションビューロー

沖縄といえば「海ぶどう」というほど、沖縄県を代表する海の幸です。正式名称は「クビレズタ」といい、暖かい海で成長する海藻のことを指します。

果実のぶどうのような形状をしており、プチプチとしたキャビアのような食感から、別名「グリーンキャビア」とも呼ばれています。酢やタレにかけて食べたり、サラダに入れたりするなど、色々な方法で食べられています。

手作業で収穫される海ぶどうは、沖縄県で外せない食材です。

 

グルクン唐揚げ

グルクン唐揚げ

「グルクン」とは、タカサゴと呼ばれる魚の種類で、沖縄県魚として家庭料理において欠かせない食材です。沖縄では、魚を焼いて食べる文化がないため、白身でクセがなく、肉質の柔らかいグルクンは、揚げ物にするのが一般的です。

小ぶりなのでそのまま姿揚げにし、骨までバリバリ食べられるのが特徴。シークヮーサーをかけてさっぱりと味わうのがおすすめです。グルクンの旬は初夏の6月頃で最もおいしく食べられます。

 

【ご飯・野菜】沖縄の家庭の味5選

ジューシー(炊き込みご飯)

ジューシー(炊き込みご飯)
©沖縄観光コンベンションビューロー

豚肉、ひじき、ニンジンを加えた沖縄風の炊き込みご飯が「ジューシー」です。豚のバラ肉をメインに、たくさんの具材を、豚肉や昆布の出汁で炊き込んでいきます。豚肉の旨味と、甘みを感じるまろやかな味わいです。

ご飯を硬めに炊いたものを「クファジューシー」、柔らかく炊き、雑炊にしたものを「ボロボロジューシー」というほか、家庭やお店によって異なる具材で様々な味わいが楽しめます。

 

島らっきょう

島らっきょう
©沖縄観光コンベンションビューロー

沖縄の家庭料理に欠かせない食材「島らっきょう」。島国沖縄で育てられているため、島らっきょうと呼ばれています。

本土のらっきょうよりも小ぶりで、匂いが強く、辛味とシャキシャキ食感が特徴です。酢漬けや天ぷらとして食べられ、チャンプルーの具材としてもよく用いられます。

お酒のお供に、生のらっきょうを塩でもんだ浅漬けのほか、天ぷらにして食べることも。1~6月に旬を迎えます。

 

パパイヤイリチー(野菜炒め)

パパイヤイリチー(野菜炒め)
©沖縄観光コンベンションビューロー

熟れる前の青いパパイヤを千切りにし、豚肉やニンジン、ニラなどの具材と炒め、醤油や砂糖で味付けした沖縄の家庭料理が「パパイヤイリチー」です。

「イリチー」とは、チャンプルーと同じく沖縄の方言で「炒める」の意味。パパイヤの甘みに加え、シャキッとした瑞々しい食感は、夏でも食が進むため、沖縄でよく食べられている料理です。

南国沖縄にとってパパイヤは身近な食材で、熟れる前の青いパパイヤは野菜として食べることも多いそう。パパイヤ料理の中では、パパイヤイリチーが特に親しまれている家庭料理です。

 

ナーベラーンブシー

ナーベラーンブシー(野菜炒め)

ナーベラーが「ヘチマ」、ンブシーが「煮込み料理」という意味で、ヘチマを使った沖縄の煮込み料理を「ナーベラーンブシー」といいます。

本土では馴染みがありませんが、沖縄では、ヘチマは疲労回復を助ける夏野菜の1つとされていて、料理として取り入れられることが多い食材です。

中でもナーベラーンブシーはヘチマを使った家庭料理の代表格。豚肉と水分を多く含むヘチマを味噌で煮ることで、粘りのある独特な甘みの汁が、料理全体の旨味を引き立てます。

 

沖縄おでん

沖縄おでん

本土では、おでんは寒い時期に食べるものとして認知されていますが、沖縄では日常的に食される家庭料理で、専門店もあるほど親しまれています。

本土のおでんとの大きな違いはその具材。テビチ、ソーセージ、青菜は定番具材として必ず入っており、ソーキでとった出汁でグツグツ煮ていきます。

また、からしではなくマスタードが使われる点も沖縄おでんならでは。大根、こんにゃく、卵もあっさりした味わいになります。

 



【お菓子・スイーツ】沖縄の定番おやつ3選

ちんすこう

ちんすこう
©沖縄観光コンベンションビューロー

沖縄土産の代名詞ともいえる「ちんすこう」。琉球王朝時代に中国菓子と日本菓子を融合させ、琉球独自のお菓子として作られたのがはじまりとされています。

黄金に輝く色、溶ける口あたり、焼き菓子などの意味を合わせ、ちんすこうと名付けられました。

小麦粉、ラード、砂糖を焼いてできており、そのサクサクの歯ごたえと上品な甘さは食べ飽きることがありません。近年では、紅いも、雪塩など様々なフレーバーも登場しています。

 

サーターアンダギー

サーターアンダギー
©沖縄観光コンベンションビューロー

小麦粉と砂糖、卵でできた生地を油であげたもので、ボール型が特徴的な沖縄のドーナツです。琉球王朝時代、料理人が中国の菓子パンレシピから考案したのが起源とされています。

沖縄では、縁起のいいスイーツとして結納にも登場するなど、お祝いごとには欠かせないお菓子でもあります。

表面はサクサクで、中身はしっとりとした独特の食感が地元民からも大人気!かぼちゃ、黒糖を加えるなどのアレンジもされています。

 

チンピン

チンピン
©沖縄観光コンベンションビューロー

沖縄版のクレープ生地のようなお菓子「チンビン」。水で溶いた小麦粉に黒糖を混ぜて、薄く焼いたものを棒状に巻いたお菓子で、おやつやお茶請けとして親しまれています。

家庭でも手軽に作れるため、ホットケーキミックスならぬチンビンミックスなどもあり、沖縄の家庭ではより身近なお菓子となっています。家庭によってアレンジレシピがあり、よりモチモチ食感を出すために片栗粉やベーキングパウダーを加えることもあります。

 

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旅Pocket 編集部
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