不動明王像(像高76.6p)
制叱迦童子像(像高30cm) 矜羯羅童子像(像高30cm)

     不動明王及両童子立像(ふどうみょうおうおよびりょうどうじりゅうぞう)

3躯の像は、宝金剛寺の不動明王として古くから有名で、胎内納入文書の記録から、永仁2年(1294年)頃から願が起こされ、延慶2年(1309年)に造られたものであること、南北朝時代から江戸時代(1336〜1867年)にかけて何回か修理されたことが判っている。
運慶流の作風が認められる秀作で、彩色の保存も良く、鎌倉時代の規準作とされている。
各矧ぎ目が緩み不安定となっているので解体修理し、欠失の宝棒(右脇士の制叱迦童子が持つ)と後補の羂索を新しく補う。

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