東関部屋、八角部屋が吸収へ 親方後任探し難航 春場所後に閉鎖の可能性

[ 2021年3月10日 05:30 ]

振分親方
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 大相撲の東関部屋が春場所(14日初日、東京・両国国技館)後にも閉鎖する可能性が出てきた。

 同部屋は、09年に元幕内・潮丸が継承したが、19年12月に41歳で死去。八角部屋預かりを経て、20年1月30日付で当時部屋付きだった振分親方(元小結・高見盛)が継承した。関係者の話では、同親方が師匠となることに難色を示していたことからも、高砂一門内で新たな継承者探しにも着手。後任探しは難航しており、存続の危機に直面している。春場所の番付では幕下以下の力士6人と、行司、呼び出し、床山がそれぞれ1人所属。閉鎖後は、八角部屋への移籍が有力視されている。

 東関部屋は、ハワイ出身の元関脇・高見山が86年2月に高砂部屋から独立し、外国出身者として初めて部屋を構えた。同親方は、横綱・曙らを育てるなど功績を残し、09年に定年。先代東関親方が継承し、18年には墨田区東駒形から葛飾区柴又に移転した。

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2021年3月10日のニュース