九電工 4位でクイーンズ駅伝出場切符、アンカー林田美咲 ふらつくも必死にゴール

[ 2020年10月18日 21:50 ]

全日本実業団対抗女子駅伝予選会「プリンセス駅伝in宗像・福津」 ( 2020年10月18日    宗像ユリックス発着=6区間42・195キロ )

ふらつきながら必死にゴールする九電工のアンカー、林田美咲
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 昨年2位の九電工は4位でクイーンズ駅伝出場切符を得た。

 1区で15位と出遅れ、必死で追い上げた。アンカーの林田美咲(20)は3位でたすきを受け、4位でフィニッシュする直前に足がふらついた。それでも必死にゴールした。

 レース後は、ときおり声を詰まらせながら「後半2キロがきつかった。今の状態が最低だと思って、あとは上がるだけと思って、(クイーンズ駅伝では)ベストの走りをしたい」と、巻き返しを誓った。

 3区で6人抜きを演じたエースの加藤岬(29)は「悔しいです。優勝を目指していたけど、優勝争いにからめなかった」。駅伝では今季初めての全国大会。新型コロナ対策で企業の応援は自粛。地元住民に対しても、沿道で応援しないように自治体から要請が出された。加藤は「地元で、いつもは大きな応援がある。それがなくて少し寂しかった」と無観客レースを振り返った。

 優勝は積水化学。2位にヤマダホールディングス、3位は大塚製薬。上位14チームがクイーンズ駅伝(11月22日・宮城)の出場権を獲得した。1999年から本大会に連続出場していた第一生命グループは14位のホクレンと40秒差の15位。22年連続出場を逃した山下佐知子監督は「本当にぎりぎりの争いと思っていた。その通りの結果になったのは残念」と悔しがった。

 ▽順位(上位14チームまで)
1位・積水化学
2位・ヤマダホールディングス
3位・大塚製薬
4位・九電工
5位・資生堂
6位・エディオン
7位・日立
8位・ルートインホテルズ
9位・シスメックス
10位・ユニバーサルエンターテインメント11位・肥後銀行
12位・スターツ
13位・鹿児島銀行
14位・ホクレン

 ◆区間1位記録
 ▽1区(7・0キロ)佐藤早也伽(積水化学)22分22秒=区間新
 ▽2区(3・6キロ)田崎優理(ヤマダホールディングス)11分17秒=区間新
 ▽3区(10・7キロ)新谷仁美(積水化学)32分43秒=区間新
 ▽4区(3・8キロ)パウリン・カムル(ルートインホテルズ)11分49秒
 ▽5区(10・4キロ)石井寿美(ヤマダホールディングス)35分03秒
 ▽6区(6・695キロ)萩谷楓(エディオン)21分15秒=区間新

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