杉山いいが、ハンチュコバも“いい味!”

[ 2009年1月29日 19:57 ]

全豪オープン女子ダブルスで決勝進出を決めた杉山愛

 【テニス・全豪オープン第11日】女子ダブルスで杉山が大記録にあと1勝に迫った。準決勝で杉山、ハンチュコバ組はドシー、サンタンジェロ組に6―4、6―3で快勝。30日の決勝に勝てば、杉山は4大大会の女子ダブルスを全制覇することになる。プロ選手の出場も可能になった1968年以降では14人目の偉業だ。

 2005年から2年ほどペアを組んだときはハンチュコバのダブルスは未熟だったが、この大会では苦手のボレーも克服し、2人の連係は1試合ごとに成熟している。
 準決勝の第1セットの第10ゲームは、2人のプレーが最高にかみ合った。ハンチュコバのサーブで崩し、杉山のボレーで先制。30―0からハンチュコバがロブで相手のミスを誘い、最後は強烈なサービスエースでこのセットを奪った。杉山は「(ハンチュコバも)積極性が出ているし、自分たちのやるべきことをしっかりやれている」と手応えを感じている。
 決勝の相手は北京五輪金メダルのウィリアムズ姉妹。強烈なサーブ、リターンを武器に順当に勝ち上がってきた。不安材料はシングルスでも決勝に進んだセリーナの試合日程が過密なことぐらいか。
 杉山組はサーブで崩されず、持ち味を出せるかどうかが鍵となる。杉山は「目の前のチャンスを生かしたい。相手に不足はないですね」と気持ちを高ぶらせている。(共同)

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2009年1月29日のニュース