ロバート・キャンベル氏「避けられない影響が影を落とす…」 芦原さんの急死について言及

[ 2024年1月30日 21:50 ]

ロバート・キャンベル氏
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 日本文学研究者で東大名誉教授のロバート・キャンベル氏が30日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に生出演。ドラマ「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんの訃報について言及した。

 芦原さんは、昨年10月期にドラマ化された漫画「セクシー田中さん」の作者。29日、栃木県内で死亡しているのが見つかった。26日にSNSで「…田中さん」のドラマ脚本を巡るトラブルを公表したばかりだった。芦原さんの投稿によると、昨年6月にドラマ化に同意。その際に小学館の担当者を通じ、「必ず漫画に忠実に」「ドラマオリジナルの終盤も、原作者があらすじからセリフまで用意する」などと条件をつけた。だが、そうした条件がほごにされたと主張。9、10話は自らが「書かざるを得ないと判断した」としていた。

 ロバート氏は「亡くなられたばかりで、どのような経緯でこの行動になったのかは、今後わかるかもしれないので、現時点では何か経緯になるようなことは言及できない」とコメント。

 その上で、今回の件に関しての大きなポイントはまだ原作が終了していないという点だという。「未完だったのも大きい。まだ最後まで書き終わってなくて、昨年6月の同意で、10月クールで放送したというのは普通考えにくい」と異例なパターンだったと私見を述べた。

 「これから連載する作品でドラマが先に作られるとすると、避けられない影響が自分の作品で影を落としてしまうのは、想像すると耐えられない。だから最後は自分で書くということでうまくいかなかった。それをガードというか、その責任がどこにあるのか制作としてどうだったのかは知りたい」と語った。

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