中村美律子 体幹トレで体生き生き、5人の孫の存在で心生き生き「おばあちゃんはね、頑張らないと」

[ 2023年11月10日 05:00 ]

若々しい笑顔を見せる中村美律子 (撮影・小田切 葉月)
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 【だから元気!】著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回は演歌歌手の中村美律子さん(73)です。病気をきっかけに、現在は週1、2回のペースでジム通い。体を鍛えることで歌手として、そして5人の孫を持つおばあちゃんとして輝いています。(構成・小田切 葉月)

 ジムに通い始めて、もう6年目です。2017年に潰瘍性大腸炎になって、40日くらい入院したのですが、退院後の体力の衰えに驚いたことがきっかけ。足に力が入らなくて階段で転びそうになったり、歌番組では座っているだけで徐々に斜めに傾いてしまう。人間って案外弱いんだなって感じました。

 自分でジムを探して、週1、2日のペースで通っています。その日の体調に合わせて約75分間、パーソナルトレーナーに見てもらっている。気を付けているのは、ムキムキにならないようにすること(笑い)。特に体幹を鍛えることが多いですかね。

 例えば足を前後に大きく開いて、しゃがみながら歩く「ランジトレーニング」。下半身を鍛えつつ、軸をぶらさないことでインナーマッスルに効く。最初は大股で歩くこともできなかったけど、今は往復できちゃいます!体幹がしっかりすると、なんだか体が整って、軽くなった気がします。そうするとね、不思議と気持ちが前向きになる。もっと動きたくなって、毎日が生き生き!私が歌う「河内おとこ節」には、途中でしゃがむ振り付けがあるでしょ?いつまでも、そのままサッと立ち上がりたいからね。

 体の健康はジムでのトレーニングですが、心の栄養は5人の孫の存在。息子は9歳と11歳の女の子と、6歳の男の子。娘も6歳の男の子がいて、一番下は2歳の男の子。6歳の2人は今、小学1年生で、ピカピカのランドセルを買ってあげました。今はランドセルの方が体より大きいから本当に可愛くてしょうがない。私の家に孫がご飯を食べに来ることもありますし、保育園のお迎えに行く時もある。おばあちゃんはね、頑張らないといけないの(笑い)。

 死ぬまで歌うことが私の天命なので、目指すは100歳の現役歌手!そして孫全員が結婚するまでは、なんとか頑張りたいという思いもあります。これからもパワフルに、歌にも孫たちにも向き合っていきたいです。


 ≪新曲テーマは「夫婦の絆」≫ 10月11日に新曲「ふうふ/愛染のれん」を発売した。ともに日本作詩家協会と日本作曲家協会の共同企画「ソングコンテストグランプリ2023」の受賞作品で、いずれも「夫婦の絆」をテーマにした曲になっている。中村は「“ふうふ”は長年連れ添った夫婦、“愛染…”はお店を切り盛りする2人を描いている。それぞれの夫婦の気持ちの触れあいを感じてもらえたら」と呼びかけた。

 ◇中村 美律子(なかむら・みつこ)1950年(昭25)7月31日生まれ、大阪府東大阪市出身の73歳。30歳過ぎから浪曲を始め、女流浪曲師の春野百合子さんに師事。86年に「恋の肥後つばき」でデビュー。NHK紅白歌合戦には92年に初出場し、15回出場。01年には演歌歌手として史上4人目のドーム公演を大阪ドーム(現・京セラドーム大阪)で開催。趣味はゴルフ、ウオーキング、卓球。血液型B。

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