福澤朗 「ファイヤー!」秘話 ウルトラクイズで見た地獄「いくら積んでもいいからこの場を離れたいと…」

[ 2023年6月17日 20:01 ]

福澤朗
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 フリーアナウンサーの福澤朗(59)が17日、日本テレビの先輩でフリーアナウンサー徳光和夫(82)がパーソナリティを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に生出演した。

 日本テレビ時代はともに「ズームイン!!朝!」「アメリカ横断ウルトラクイズ」「プロレス中継」などを歴代で担当した。

 福澤が入社4年目で任された「アメリカ横断ウルトラクイズ」は、視聴率が下がり始めた矢先で「ほんと苦しかった。「こんな若造に任せるんだっていう空気もあった」と回想。福留功男アナウンサーから司会を引き継いだ。

 「未だに思い出されるのは、初年度91年、クイズファンの中ではトメさんじゃない人が司会するらしいと噂が流れたらしいんですよ。そして夏、司会者台に立ったのはトメさんで、皆さん“やったー!今年もトメさんだー!”ってコールも起きたりしたんです」と回想。

 「〇×、イエスノークイズが終わった後、トメさんが“私の仕事はここまでです”って言うんですね。“ここからはこの番組を託したいと思います”っておっしゃって。場内は悲鳴というか泣きだす方とかもいらっしゃったんです。その時は僕、バックネット裏でスタンバイしてたんですけど、“トメさんやめないでー!”っていう福留コールを聞いてるわけです。うわー地獄だ、いくらお金積んでもいいからこの場を離れたいって思って。完璧アウエー。そこに僕は出ていったんです。ニューヨークにジャストミート!とか言いながら。ハハハ!」と笑い飛ばしながらも「辛かったです」と振り返った。

 また、名セリフ「ファイヤー!」の秘話も明かした。プロレス中継で「ジャストミート!!」が浸透。

 その後「高校生クイズ」の司会も務めることになり「こちらでもキーワードにしてやっていこうと思ってたんです。どこまで話していいかわからないんですけど、高校生クイズはライオンの一社提供だったんですよ。ジャストミートっていうワードは、とある会社が出している洗剤を彷彿とさせるとなって」と、まさかのNGワードになってしまったという。

 「高校生クイズの台本は全部ジャストミートがキーワードになっているのに、今更言わないわけにはいかないってなったんです。それで収録前日にスタッフと考えて、ジャストミートに代わる別の絶叫フレーズ考えようということになりまして。トメさんが『燃えているかー!』だったから、燃えろ!っていうワードにしてファイヤー!はどうですかって僕が言って、前の晩にファイヤーになったんです」と明かした。

 徳光は「演出家だよね。見事な言葉の紡ぎ方ですよね」と絶賛。「おかげでいろんな番組に出させていただいて、ジャストミート!!って言えば会場の温度が上がって、僕もテンションが上がりますし」と2つの名セリフに支えられていると話し、徳光も「私の結婚式の司会と一緒ですね。“新郎新婦の限りない幸せにズームイン!!”って言えばうまく締まる」と共感していた。

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