稲森いずみ 29年連続ドラマ出演中 上京30年 感じる一番の喜びとは… 結婚観なども語る

[ 2023年5月17日 05:15 ]

稲森いずみ
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 女優稲森いずみ(51)が1993年に故郷・鹿児島から上京して丸30年を迎えた。翌94年の女優デビューから、毎年必ずドラマに出演し続けている。

 少し色あせた写真。ほほ笑む21歳の稲森が写る。「93年に上京してモデルをしてる時ですね。オーディション用に撮った写真だと思います。本当に来たばかりの頃。あ、この服。東京で初めて買った服を着てる」。柔らかい表情で懐かしそうに見つめる。透明感は今も健在だ。

 高校時代に鹿児島でモデルを始め、92年に東京行きを決意。自ら5、6社のモデル事務所に電話をかけて売り込み、面接を受けて合格。1年後、覚悟を決めて上京した。それから1年もたたないうちに現在も所属する芸能事務所を紹介され、女優に転身した。

 「事務所の社長に何の前置きもなく“女優をやるぞ”と言われて、そこから真剣に考えました。私自身、ドラマを見て笑ったり泣いたり、元気や感動をもらってきた。それを与えられる立場になるのなら、物凄くやりがいがある仕事なんじゃないかと思って」。その思いのまま、30年間走り続けてきた。

 「ロングバケーション」「ビーチボーイズ」「医龍」シリーズなどヒット作が多数。「私が演じた役が影響して医者になったとか、一生懸命勉強するようになったとか、久しぶりに笑ったとか。そんな言葉を聞くことが一番の喜びです」。私生活では独身を貫いている。「若い頃は結婚は遅ければ遅い方がいいと思ってました。今は、素敵な人さえいれば、結婚してても、してなくてもいいかな」と語る。

 その稲森が今、日本テレビドラマ「夫婦が壊れるとき」(金曜深夜0・30)で、不倫夫(吉沢悠)に激しく復讐(ふくしゅう)する妻を熱演している。「共感はできないです。私にはそんなエネルギーも勇気もないので。でも、その行動に至る女性の気持ちは分かる」。必要以上に役作りをせず、現場で感じたままに演じることを心がけている。

 冷静に振る舞いながら夫を追い込む主人公に、SNS上では「稲森さん怖い」という声も見られる。これから物語は終盤に向かうが「怖いのはまだまだこれから」と笑った。(伊藤 尚平)

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