田畑智子 12歳で映画デビュー きっかけは監督が突然訪れ“オーディション”撮影は「毎日泣いてました」

[ 2022年11月27日 14:56 ]

田畑智子
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 女優の田畑智子(41)が27日放送のフジテレビ「なりゆき街道旅」(日曜正午)に出演。子役デビューのきっかけとデビュー作品での苦労を語った。

 この日はお笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑、「ハリセンボン」の近藤春菜と東京・千歳烏山を散策。芸能界入りのきっかけを聞かれると、「私は12歳の時に映画でデビューしました」と相米慎二監督(01年死去)の映画「お引越し」でデビューしたとした。

 オーディションを受けたきっかけについては実家が京都で料理店をしていたが、「たまたま監督が“この辺に小学校高学年ぐらいの女の子がいるって聞いてきたんだけど”って」「京都とか近畿地方でオーディションをやってて少女を探してる、ヒロインの女の子を」と訪れたとし、田畑と姉があいさつして少し会話を交わしたという。するとその夜田畑だけが呼び出され、「広い会場みたいな所に行ったら、“ちょっと座ってこれ、読んでください”って言われて。今でいうセリフのペラ、紙。“エーッ”って思って。一切経験なくて読んでたらしいんですけど。“読んで、ちょっと走って”みたいなことを。そしたら“最終のオーディション残ったんで、東京来てください”みたいな」と明かした。

 映画に出たいとは「まるっきり考えてなかったです」というものの、「おばあちゃんとちょっと行ったら、東京行って、5人に残って、“じゃあちょっと映画もらえませんか”」と出演が決定。「ド素人なんで、お父さん中井貴一さん」と明かすと、撮影中は「毎日泣いてました。合宿だったんですよ、泣きながら“家に帰りたい”って電話して毎日。“1回引き受けたことは最後までやりなさい”って親に言われて、泣きながら最後までやったんですけど」と振り返った。

 監督は「何も言わないで“はいもう一回”っていうタイプだったんですよ」と田畑。「それが相米さんの現場、子役に対してそうやって熱心に指導されるってことらしかったんですけど、その当時は私も全くそんなこと知らないし」「凄い経験、だからあれを超えるしんどい現場はいまだかつてない」としたものの、「でも撮影の最終日クランクアップの時に寂し過ぎて。なぜかみんなと離れるのが。ウワーって泣いて“もう帰りたくない、家に”って。打ち上げとかでも。自分の存在を認めてもらえるとこあったんだっていう感じっていうのかなあ」と心境の変化があったことを明かした。

 「その後賞を頂いて、こんな私でも賞をもらったりできるんだと思って。そこからですね。あ、ちょっと(演技の仕事を)やってみてもいいかもって」と思ったと語った。

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2022年11月27日のニュース